「とんでもない」 みんなの声

他の人のいいところに目が行ってしまって
「いいなぁ」って思うこと大人も子供もありますよね。
そんな気持ちが
興味深い動物たちの絵にのせてかかれていて
ケラケラと笑ってしまってしまいました。
鼻ほじりながら横になっている表紙ライオンも
実はたいへんなんだなと同情してしまいました。
みんな大変なんだな・・・

自分に満足できなくて、空を飛ぶ鳥になれたら　自由に空を飛べて　いろんなところへ行けるのにな〜　　　　　　そんなこと　私も思ったことがあって　ふふふふ・・・・ちょっと笑えます

人間の男の子は　サイのようになりたい
「とんでもない」　　サイはおもいよろい　　　うさぎのようにぴょんぴょんとびまわりたい
みんな　自分に満足できず　人の花は赤い　
そんなふうに思うことが　日常にあるのを　うまく絵本にされていて・・・・

だから　共感できるのですね
満足できたり　　自分の存在に　感謝したり　いろんな事考えながら生きているのですね

ちょっと話しは飛躍しますが。
昨日　老健施設でお世話になっている９５歳の母親に会いに行きました
母もまた　自分が施設でお世話になり　たくさんの老人がいて　こんな大きな施設作ったことを　恐ろしいといっていて・・・・
やはり　家が良いのだな〜（子どもとしては複雑な思いがしました）　　　
母もまた　自分に満足できていないのを感じました
みんな　みんな　死を迎えるまで　満足できないのかもしれませんね

面白いです、ネガティブな発言のような、タイトルですが、表紙もおかしいし、内容も笑っちゃいます。
でも、最後にはストンと納得させてくれるお話でした。
子供は、この方の絵が好きでキャラクターたちの表情などもよく見ていました。

「しごとば」シリーズなど
鈴木のりたけさんの絵本は何冊か拝見していたので、
絵を見ただけで　すぐにわかりました。
写真のような立体感のある
細かいところまで丁寧に　緻密に描かれていて
すみずみまで見たくなります。
表紙のライオンも百獣の王ではなく
庶民的で悩み事もありそう。
いろんな動物が他のものに対して
うらやましいと思い、
他者から　うらやましいと思われることも
本人にとっては「とんでもない」という。
ちょっとネガティブ？マイナス思考のようですが、
じぶんにないものは　よく見えるんだよ！という
メッセージです。
読み終えると　おもしろかったと思うし、
なるほど。。と妙に納得してしまいました。

親子で鈴木のりたけさんの絵本の大ファンです。今回もまた面白かった。
「隣の芝は青い」というけれど、本人は「とんでもない」と言う。その理由がまた変わっています。いろんな動物が「とんでもない」と言うシーンの表情が、どれも面白くて、何度も見返して笑いました。
そして、最後には、おまけのお楽しみが。探し絵としても楽しめるなんて、最高！どのシーンもたくさんの遊びがちりばめられていて、さすがだなと思いました。

この表紙に題名、思わず手に取ってしまうインパクトです。
冒頭から何やら序曲が聞こえてくるようです。
主人公の男の子が、自分の普通さに愚痴を言うのです。
かっこいい鎧を着たサイをうらやましく思うんですね。
そこで、サイが「とんでもない」と、自分の不遇を嘆き、ウサギをうらやましく思い、
ウサギが「とんでもない」と・・・。
つまり、他者は何でもよく見えるわけなんですね。
既視感はありますが、巡り巡って、この男の子もうらやましい相手になります。
でも、なかなかのラストです。
見どころもいっぱい。
よおく観察してください。
突っ込みどころもいっぱいありますよ。
意外にいろいろと考えさせる展開でもあり、奥が深いです。
小学生くらいからでしょうか。

６歳次女が幼稚園で読んでもらい、とても気に入ってまた読みたいというので、読んでみました。いろんな動物たちが出てきます（人間も）。みんなそれぞれに、羨ましいと思う動物がいて、でも実際はそんな動物たちには悩みがあって・・・というお話です。隣の芝は青いといいますが、そんな感じのお話です。

一番笑ってしまったのは、表紙のライオンです。大勢の子供たちの前で読むときっと盛り上がるんじゃないかなと思います。

とにかく迫力のある絵が魅力的な絵本です！
自分にとっては“とんでもない”ことも他人にとっては魅力的に見えてしまうお話です。
それぞれの長所と短所がうまく表現された内容になっていると感じました。
動物たちのユニークな姿も見所の１つですし、読み終わった後の裏表紙もじっくりと楽しめます。

一度は子どもたちに読み聞かせてあげたいオススメの一冊です☆

絵がリアル、最初の見開きページの景色がきれいで圧倒されました。
ぼくから始まる悩み。
○○だったらいいのに…
それを引き次いでそれぞれの動物がリレー形式のようにいろいろな動物たちをうらやんで…最後はぼくにたどりつきます。
みんなそれぞれ悩みをもっていて、他の人がいいと思ってるんだなぁということをユーモアたっぷりに描いてくれています。裏表紙まで楽しめる粋なはからいが素敵です。

○○は△△はいいなと言い、△△は□□がいいなと言い…といった感じにお話が進みます。
みんなそれぞれたいへんなのねー。そして他者がよく見えてしまうものなのかしら。
鈴木のりたけさんらしく、絵にもユーモアがあって面白かったです。