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小さなサンと天の竜」 みんなの声

小さなサンと天の竜 作・絵:チェン・ジャンホン
訳:平岡 敦
出版社:徳間書店 徳間書店の特集ページがあります!
税込価格:\2,200
発行日:2016年06月30日
ISBN:9784198641825
評価スコア 4.61
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  • ひたむきな挑戦

    • 押し寿司さん
    • 70代以上
    • じいじ・ばあば
    • 愛知県

    ちいさなサンの、「ぼくが、山を動かしてみせる」と、ひたむきな

    挑戦に、母のサンを信じる姿が素敵だなあと思いました。

    サンが毎日毎日つるはしで山を砕き、かけらをたるに放り込むと

    北の村はずれに運び仕事を繰り返し、何年かかっても出来そうに

    ないことをただひたすら繰り返す姿に、頭が下がりました。

    洞穴で出会った白い髭を長く伸ばしたお爺さんの協力で、三頭の

    竜が、大地から山を引き抜いてくれた時には、ほっとしました。

    ひたむきに息子を信じる母親の姿は、親ばかではあるけれど

    見習うべき姿でもあるなあと思いました。

    投稿日:2020/01/12

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  • 大雨でみんなが村を離れました。 
    ただ この村に残った一家の元にサンという男の子が生まれました
    父親とおばあさんは、泣き声もなく生まれたサンを不安に思うのですがお母さんはサンの誕生を喜び 信じるのです

    お母さんに背負われて 山仕事に向かうのです  この姿に
    母親のすごさを感じました。 
    6歳に成長したサン きりりとした力強い目の男の子は 父親母親がだんだん疲れてきたとき 「ぼくが、山を動かす」と つるはしを持って一人で出かけるのです
    その姿におばあさんは この子にできるわけがないというのですが、母親は サンを信じるのです。 
    この母親の子どもを信じる愛の深さに 感動しました

    そして サンは すごい 力強い精神の持ち主でした
    山の中で出会った おじいさんは サンに力の湧く キノコのお茶を飲ませて彼を見守るのです      
    二人は 秋の満月の夜に、三つの石で祈るのです    
    すると  黒い空に 白い三頭の竜が現れ  竜が 山を引き抜いたのです
    それは 6歳の誕生日に母親からもらった竜の形の枕でねむったときに見た夢そのものだったのです

    母親はサンが帰るのを心配して待っていました。    
    サンの事を信じ続けた母親の愛の深さに感動しました

    この絵本は絵が素晴らしく! 映画を見ているような   迫力満点でした

    投稿日:2016/12/04

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  • 音や空気まで感じられる絵本

    • マキにゃんさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 男の子8歳、女の子5歳

    意志の強そうな、主人公・サンの顔
    そびえ立つ山々
    吹きすさぶ風―ゴウゴウと音まで聞こえてきそうです

    こんなにも3Dさながらに飛び出してくる感覚の絵本はそうありません。
    息子の大好きなチェン・ジャンホンさんの新作。
    やはり、絵が圧巻です。
    その臨場感だけでなく、母親だけはいつも子どものことを信じて見守ってやらねばならないというメッセージ性もあり、子どもの誕生と引き換えに苦労を背負うけれど、最後はその子どもに救われるという、いにしえからの親子の原理のようなものを象徴しているようでもあります。
    本に関心がないというお子さまがいらしたら、まず、この本を勧めてあげて下さい。
    きっとサンのように世界が大きく変わります。

    絵本というカテゴリーを打ち砕く力強さがあります。

    投稿日:2016/11/30

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  • 本が苦手な男の子も熱心に読む!

    ドラマチックな展開で、ゲーム好きな男の子ならRPGのように楽しめる本。サンに感情移入して、共に冒険するような気分になることでしょう。
    実際、学校の子供たちに読み聞かせた中では最も気に入っていた様子でした。あまり本を読まない…という方も読ませてみてはどうでしょう。

    投稿日:2016/11/28

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  • まるで映画のよう。

    • うめちびさん
    • 30代
    • ママ
    • 富山県
    • 女の子5歳、男の子3歳

    娘は、この本を読んでなんだか満足げなため息をついていました。その気持ち私も共感できました。だってまるで壮大な映画を1本見たときの気持ちと似ているのです。山を動かすため、小さなサンが、何日も何日も一生懸命石を背負って運ぶ姿にも心をうたれますが、サンを見守る家族の姿にも心を打たれました。特に、途中でサンの心の変化が表情の変化で書かれているところがあって、そのシーンが私も娘も特に気に入りました。文章に重みもありますが、言葉に描かれない気持ちの変化が水墨画のタッチでとても繊細に表現されていて、読む人の心に訴えかけてくる力がありました。
    何度か読んだのですが、娘が読んでと持ってくる日は、つぎの日ちょっと頑張る勇気をもらいたいときのようです。
    娘に伝えたい大事なことがサンの姿にあったなぁと思います。
    読む人の心を強くしてくれる1冊です。


    投稿日:2016/11/27

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  • 男の子にはぜひ読んであげたいと思う一冊。
    神話風な内容がとても引き付けられ、普段の絵本と違う魅力があります。
    力強い絵とサンの一心に頑張り続ける姿に心が打たれます。
    竜のでるところは大人が見ても迫力満点です。

    投稿日:2016/11/23

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  • 迫力あります

    どのページも迫力のある絵!岩山や竜の迫力が素晴らしくかっこいいです。
    日本のむかしばなしのももたろうやちからたろうと、どこかつうじるものを感じました。男の子が大きな強い夢をもちがんばり、勇敢に挑む。
    このお話では高い高い岩山を動かすということが目的でしたが、そんな途方もない無謀な目的向かって果敢に挑戦する主人公サンの姿がかっこいいです。絶対無理なことなのに、この子ならできるかもしれない、そんなわくわくをもらいました。

    投稿日:2016/11/23

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  • 大迫力の絵とストーリー

    • じっこさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子5歳、男の子1歳

    農家の息子サンが、家族のために山を動かすお話です。
    山を動かすために毎日少しずつ岩を掘るサン。その姿は、無理だよ、やめなよって言ってあげたくなるくらいなのですが、サンの母親は‘この子は出来る’と信じています。掘り進めるサンに奇跡の始まりが訪れます。なにやら不思議な力を持ってそうな老人との出会い。物語はここから一気にファンタジーの世界へ・・・。
    山を動かしたのはリュウかもしれません。リュウを使ったのは不思議な老人かもしれません。でも、サンの熱い思いや母親の子を信じる思いがなければ、山を動かすなんて奇跡は起きなかったでしょう。サンが山を動かしたことには違いありません。
    私は子どもたちのことをそこまで信じることが出来るだろうかと考えてしまいました。子どもの力を信じて見守ることは、とても難しいこと。だけど、身近な存在である親が、子を認めて信じることが、子どもの成長には大切なのだろうと思います。
    迫力の絵が、壮大なストーリーにぐいぐいとひきこみます。ラストのリュウが山を動かすシーンは圧巻です。読み終えて本を閉じた後も余韻にひたってしばらくぼんやりしてしまいました。

    投稿日:2016/11/22

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  • 信念は山をも動かす

    • てつじんこさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子7歳、男の子4歳

    ダイナミックで力強く描かれた絵に圧倒されました。
    サンのまっすぐなまなざしからは、何としてでも山を動かしてみせるぞという信念が感じ取れました。その瞳を見つめていると、絵本の中にいるサンなのに、実際に私の目の前にいるかのような錯覚を覚えました。サンならできるんじゃないか、サンがんばれ!と応援したい気持ちでいっぱいになりました。
    どんなに過酷な状況でも、”山を動かしたい” その一心で懸命に働くサンの姿には輝いて見えました。
    そしてそんな息子を信じ続ける母親の姿に感動しました。親子の愛情を感じることができました。 

    せいぜいアジくらいの大きさの魚しか釣ったことのない釣り好きの息子が、「いつか絶対お母さんよりもおっきい魚釣って見せるから。」と私に言ってきます。その瞳はまっすぐで、サンのまなざしと同じでした。
    たとえ周りが笑おうと、私だけはいつかそんな日が絶対来るんだと信じて続けていようと思います。この本を読んで、そんな気持ちが強くなりました。

    投稿日:2016/11/22

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  • 迫力満点の描写力

    5歳の息子と読みました。
    どんな困難でも、強い意志をもってあきらめずに物事をやり続ければ、
    いつかは叶うというストーリー。
    ありがちな話ではありますが、その描写力が迫力満点で圧倒されます。
    大きな黒い屹立した山々と、青い服を着て小さく描かれたサンたちの構図。
    サンの強い意志を感じさせる顔立ち。
    黒い風景の中の、赤い火を噴く白い龍などなど。

    5歳児にも、感情移入しやすい分かりやすい絵本だったようで、
    何度も読み返していました。

    投稿日:2016/11/05

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