「とんでもプリンセスと ドラゴン 〜おわりのない ぼうけん〜」 みんなの声

昔のプリンセスは、どこまでも王子様任せでしたが、こちらの絵本のプリンセスは令和のお姫様といった言葉がぴったりの活発なプリンセスでした。
プリンセス・スーもお話のお姫様に憧れますが、自由を求め、ドラゴンと一緒に旅をする姿が魅力的でした。
今の子どもたち、女だから、男だからということに捕らわれずに、自分らしく生きることを考えてほしいなぁと思いました。

昔ながらの物語の設定の中で、かなりはみ出した雰囲気のお姫様。
高い塔の上で、待ちくたびれてヨーヨー片手にふくれっつらがかわいい。
ものごとは思うように進まず、それならばと自分で道を切りひらいてゆく
元気いっぱいのお姫様のおはなしです。
文章と絵が、息が合って、ぴったり。
ダイナミックで楽しい絵本です。

おしゃれな表紙のイラストに惹かれて手に取りました。
表紙のプリンセス、よく見るとスニーカーを履いています。そう、このプリンセスは「とんでもなくおてんば」な「とんでもプリンセス」だったんです。
最近のプリンセスのお話って、こんな風に自分の道は自分で切り開くお姫様が多いですよね。見ていてとても気持ちが良かったです。
挿絵もとても可愛らしくて、楽しく読めました。我が家のおてんば次女もこのお話が気に入ったようです。

とんでもないお姫さま登場です。
塔に閉じこめられたお姫さまというからラプンツェルのパロディーかと思ったら、昔話の常道をことごとく崩して爆走するおてんばぶり
ドラゴンと友だちになったのは良いけれど、ドラゴンもお姫さまに使われている感じですね。
たまにはこんな絵本も良いかも知れません。

最近のお姫様は、王子さまが迎えに来てくれるのを
寝て待って、迎えに来てくれたらめでたしめでたし
では終わらないんですね。
力強くて元気いっぱいのお姫様。女の子だって
やってみたいこと、いってみたいところいっぱい！
とってもいいとおもいます。
ドラゴンと仲良くなった経緯がもうすこし
丁寧にかかれてたらよかったな、とか、
具体的な冒険の内容も見てみたかったけど
絵本の長さ的にはこれで十分なのでしょう。
お姫様が主役で、王子さまはへなちょこですが
年少の息子も、お姫様の元気さからか、ドラゴンが
でてくるからか、わくわくした表情で聞いて
くれました。下の娘が大きくなっても、読んであげたい
一冊です。

塔に閉じ込められた髪の長いプリンセス…というとラプンツェルを思い出しますね。
王子様に助けられたプリンセスですが、そこでめでたしめでたしでは終わりません。
型にはめようとする王子様にそれが嫌なプリンセス。プリンセスは王子様のところを飛び出し、ドラゴンと！？
とんでもないプリンセス―とんでもプリンセスなんて言われていますが、こんなプリンセスもいいですねー。

助けてもらったものの、もっと冒険がしたい！ドラゴンと仲良くなって、冒険の旅にでかける、はちゃめちゃなお姫様。でも、ただ閉じ込められて、お姫様らしくドレスだけ着てぼんやりなんてしてられない、そんな元気な女の子に特におすすめです。

強い女の子に育ちそうです。