「チロルくんのりんごの木」 みんなの声

全ページためしよみで読みました。

村で暮らすチロルくんにとってそこは世界でいちばん好きなところ。
自然、家族、村での生活等、全てが大切。何気ない日常がとても幸せ。

絵があまり好みではなかったのですが、内容はとっても素敵で幸せな気分になれる絵本でした。
子供達にも読んであげたいです。

最初のページの雪を頂く山、それだけで気持ちが遠くへ飛んで行きそうです。
生まれ育った地に満たされ、愛し、愛され、希望を持って住み続けることができる。
なんと幸せなことでしょう！
育児ノイローゼとは無縁な子育てに、お母さんも穏やかに歳を重ねることができるのだろうな。いいな〜〜。
と、心が疲れたときに開きたい絵本です。
さわやかな風とりんごの甘酸っぱいシャキシャキとした味が口の中に広がります。
こんな暮らしもあるんだよと日本の子供達に伝えたいですね。

荒井さんの絵はとても素敵ですね。
情景に、物語に泣きたくなるような。
感傷的に浸ってしまった絵本でした。

チロルくん（ぼく）とエーデルとみんな。
そしてりんごの木。
巡る季節を通して、温かい交流と自然賛歌をみます。

私の故郷は海のある地域です、
もう長く帰れてはいませんが。
お店がなくて、不便で。結局、都会に出たのです。
生まれたところで育ち、そこで生活するチロルくん。
世界がひかりであふれている、
中でもうまれたところが一番だと言い切るチロルくん。
その心にハッとさせられ、泣きたくもなり。
羨ましくもありました。

彼らの美しい心と風景に癒されます。
自分がその町の一員だったらいいのに。
それだけ幸せなシーンの連続なのです。
きっと実際送れば、ささやかな生活なのでしょうが、
荒井さんの絵と物語を通して、
どれもこれもキラキラと輝いて見えます。
声に出して読むと、心が澄んでいくような、洗われるような。
子どものような清らかさと故郷への想いを
引き出してくれます。
きっと特別に感じる絵本です☆

今いる場所が一番好きで、身近な人たちを大切に思っているチロルくん。これこそ、幸せだなと思いつつ読みました。
きれいな色の絵に、あふれる光を感じます。幸せをチロルくんから、おすそわけしてもらったようで、読み終わっても、ほんわりとあたたかい気持ちが続きます。寒い時にあたたまれる、やわらかくて、心地のよいブランケットのような絵本に思えました。

荒井良二さんの絵がとても　幸せはこぶいい絵なのです
りんごの木はみんなのお祝いの時に　木を植えてどんどん大きくなりりんごをたわわに実らせます

太陽の恵みをいっぱい受けて　みんなが幸せに生きる様子がいいですね

人間はみんなで助け合って生きていく愛をはぐくんでね

チロルくんとエーデルの淡い恋心に　祝福したい気持ちが湧いてきますね

季節の巡り　雪の降る日もあります　　　みんなで楽しく踊って　幸せを感じている様子が　みんなにも届きますように

楽園とはこのような世界でしょうか？

小４の娘はチロルくんとエーデルちゃんの約束の内容がすごく気になるようです。「結婚するん？」と聞かれましたが、「そうかもね」とにごしておきました。
私も読んですごく気になりましたが、出版社の紹介を読んでいると、やはり結婚の約束なんだろうな、という気はしますが…。

私はファミリーツリーというのが、すごくステキだなと思いました。その木に登って、二人で大切な約束をかわす、そしてずっと二人で一緒にその木を眺めていられたら、なんて幸せな人生なんだろうと思いました。

こんなに風景が綺麗に描かれた絵本は始めてでした。とっても綺麗で光景が目に浮かぶような感じで、見入ってしまいました。それにお話もとっても素敵で、また文章がリズミカルでまるで詩を読んでいるかのように、読みやすくて心地良かったです。

りんごの木がこんなにも家族にとって意味の有る物だなんて、とっても良いですね。また、りんご、と言うのがすごく可愛らしいし、素敵だと思いました。なにかの行事が有る毎に増えて行き、みんなで楽しめる、そんな素敵な光景もとても素敵に描かれていました。

チロルくんの可愛らしい恋心もすごく素敵で、のどかで良いなあと思いました。こんな大自然の中で、動物たちと、素敵なりんごの木と共に過ごせるなんて、夢のようだと思います。

私たちは何でも物が溢れていますが、私たちの今の生活で忘れてしまった何か大切な物をを思い出させてくれているような気がしました。本当にシンプルな生活だと、今以上に家族への愛情も強い物になるのではないかなと思いました。大切なりんごの木も、そしてずっとこれからもりんごの木がいてくれるという事も、大自然の中だからこそ出来るのではないかなと思いました。

家族の愛、友達への愛、そして身の回りに有る物全てへの愛がたっぷりと表現されていて、心が何だか熱くなってしまう、そんな素敵な1冊だと思いました。そして更にとても芸術性の有る素敵な絵本だと思いました。

子供から大人までみんなで楽しめる素晴らしい絵本だと思うので、プレゼントにしても絶対に喜んでもらると思います。

チロルくんが、自分のうまれた場所を愛していることが、
ひしひしと伝わってくる絵本です。
のどかな場所で、美しい自然と愛すべき人に囲まれて
暮らしている様が、とても美しいと思いました。
文章も、まるで詩をよんでいるかのように美しく、
ゆったりとした気持ちになれました。
自分にもこんな場所ができたらいいなあと、心から
思いました。
ぜひ声に出して読んでほしいと思います！！

チロルくんが家族やお友達を大切に思う気持ち、生まれた場所や家を誇らしく思う気持ちが伝わってきてなんだかほっこりしました。

今どきの子供たちはこんな風に自分の生まれ育った環境を大事にしていうのかなぁ・・・とふと思ってしまいました。
チロルくんのように大地に根を張り、「今」を大切にして「毎日がしあわせだなぁ。」と満足して生きる。
なんだか大切なことを教わったような気がします。

もっと面白いことはないか、もっといいところがあるんじゃないか、とせかせか生き急ぐのではなく、立ち止まって、じっくり幸せを噛みしめたくなりました。

　家族の木、という風習がすてきですね。りんごの木の花がさいて、実がなる、、、季節を感じる家族の木です。家族の記念日に、木を植えることができるなんて、ほんとうにうらやましい。

　大きな山と空、大自然によりそって、家族や動物、まわりの人たちと暮らす日々。こんなふつうの毎日の幸せ、チロルくんの気持がつたわってきます。

　明るくておおらかに描かれた絵に、リラックスできます。読み終えると、ほっこり、ゆったりした気分になります。