「わたし」、ママ、おばさん(ママの姉か妹らしい)、サム(おばさんの息子)の4人は、ガレージセールで赤いカヌーを買い、3日間の川下りを楽しみます。テントを張ってキャンプをし、焚き火や魚釣りをし……。ママとおばさんは、若いころから2人でよくカヌー旅をしたらしく、準備も万全、滝に来るとカヌーを降りて自力でカヌーを滝の下に降ろすなど、ベテランぶりがうかがえます。雨や嵐にも負けず、最後はヒッチハイク?まで。体力不足の私には想像もできませんが、カナダなどでは、カヌーが庶民的な娯楽なので、女性や年配の方だけでも結構アウトドアを楽しまれるようですね。頼りになるママとおばさんに感服です。力仕事とくると何でもパパに頼ってしまうようではいけませんね。この絵本には、パパの「パ」の字もありません。留守番という様子もないので、たぶんいない? 我が家の子供たちは「パパ、どうしたんだろうね」と言っていましたが、我が家も娯楽は母と子供たちだけのことが多いので「お仕事なんじゃないの?」と言っておきました。