「おおきくなるっていうことは」を読んだときもそうでしたが、この本の中でも、子どもの成長のスピード、それに、得意不得意や、好き嫌いなど、みんなそれぞれなんだなあ、ということが実感できます。我が子と似ているところ、違うところ、いろいろ見比べながら、我が子の「今」を再認識するのも楽しいですね。
たとえば、うちの娘は・・・、大きな犬でもへっちゃら。お風呂で泡遊びが大好き。歯磨き粉の味にも慣れ、水泳も得意中の得意。・・・・でも、1人で寝るのは絶対にいや!!
それが、この絵本を読んだ夜、「Jは、1人で寝るの、あんまりこわくないよ。甘えたいだけもん!」と、言っていたかと思ったら、電気を消す前に、突然、「1人で寝てみたいなあ・・・。今日から1人で寝る!」と言い出した娘。
子育て(子どもの成長)って、いつもこんなふうに「ある日突然」のことばかりだけれど、親のほうが、もたもた、オロオロすることもしばしば。その夜は、クイーンサイズを2つくっつけたベッドの1番端と端に「離れて」寝ることにしましたが、それだけでも、ママはとってもさみしくて、「そんなに急いで大きくならないでね」と、何度もお願いしてしまいました。(この「離れ離れ」も、数分しか続きませんでしたが!)
でも、「だっこがだいすき あまえんぼう」は、今も赤ちゃんの頃も、まったく同じ。この絵本を読むたびに、「ママ、だい だい だい だい だーいすき!」と、抱きついてくれて、ほっぺに「『とびきりキス』をしてあげるね、チュッ!」と、キスの雨を降らせてくれる娘が、本当にいとおしく、「大きくなっても、ずーーーっと甘えん坊でいてね」と、メロメロ母さんになってしまう私です。