「ぼく、ドジオ。」 みんなの声

ドジオに自信を与えた家族の温かい眼差しが、懐かしさとともに伝わってきました。大人になると、他人におだてられて失敗する人など、本来の自分を見失って努力する人を見ることが多いものですが、この絵本では、ドジオらしさを肯定しながらドジオの向上心をひきだしていて、この家族の眼差しに救われた思いです。

とってもドジなとしお君。後で気づきましたが、これは作者のいわいとしおさん本人のことなのですね。

岩井さんといえば、あの有名な「100階建てのいえ」の作者です。

そんな岩井さんも、小さな頃にはそんなエピソードがあったのですね。

誰にも得手不得手がありますが、運動が苦手でもこうして、何か自分の好きなことが見つけられると、花開くのですね。
表彰状と24色の色鉛筆が、今のいわいさんの原点となったのかもしれません。

我が子にも、何か自分にはこれ！という一つ夢中になれることを見つけてほしいなと思います。

いわいさんのルーツが知れたようでとても元気がもらえた絵本です。より100階建てのいえな度に対する愛着が湧きました。

全頁試し読みで読みました。トシオくんの為に、おとうさんやおかさんが考えてくれた夢中になれる工作の本を買ってもらえて本当によかったと思いました。自分の好きなことに出会うと得意になってやれるし、自信がつくのだと思いました。

小学生になると、なんだか順位がついたり点数がついたり、友達からからかわれたり、いろんなことがありますよね。でもやっぱり好きなことは好き。ドジでも好きなこと、頑張れることがあるんだなとおもいました。でもとしお、をどじお、というのはなんだか馬鹿にしているみたいであまり好きではありませんが。