レビューを見て、おもしろそうだと思って購入しました。
勘がはずれることなく、とても個性的なストーリーで大満足でした。
ぜつぼうについてる濁点が、自分がいるせいで主人が幸せになれないと思い、離れていきます。
濁点が旅で行きつく先はというと・・
国語的なだけでなく、ちょっと哲学的だとさえ思いました。
日本語の面白さ、特性をよく生かして上手く作られています。
絶望が希望に変わる・・
大人が読むと、落ち込んでる時に上向きになれそうですね。
ちなみに新小学4年生の息子の反応ですが、
読みながら「せつぼう」「きほう」意味を私に尋ねました。
教えてあげるとふたたび集中して読んでいました。
読後に「母さん このお話面白いねー」とぽつりといいました。
言葉遊びレベルでそう思ったのか、多少はお話の深さまでつかんだのかは謎ですが(笑)
長く読めるよい本を買ったと思います。