個人的に、こういう絵本は大好きですが、ちょっと好き嫌いがでるお話かも知れません。
イラストは柚木沙弥郎さんで、この方はいろいろなジャンルで活躍されている美術大学の名誉教授だそうです。
いや〜もう、この絵がインパクとありましたもの!
「昔むかし…」と始まる近代絵本って、中々ないですよね?文字とストーリーのコラボレーションが、すごいです。
「ぜつぼう」の「ぜ」の字についていた濁点が、「絶望」の宿命を気の毒に思い、自分(濁点)さえいなければ、「ぜつぼう」は「羨望」という悪くない言葉になれると、「ぜつぼう」の字の中から家出して、いろいろな字達に嫌われながら、やがて「きぼう」の「ぼ」の字にかわるまでの不思議な物語でした。
興味のある方はぜひ読んでみてください。