5歳の娘、10歳の息子と読みました。
表紙に大きなキツネの絵、
そして各ページにもわりとキツネが登場することから、
キツネの話かと思いましたが、
語り手の男の子と、じいちゃんのあったかい思い出話。
じいちゃんがもっていた火打ち箱を、
ある日キツネのこどもがぬすみます。
キツネのお母さんは厳しく叱ります。
コギツネクンは昔、じいちゃんに命を助けてもらったことがあるのに、
と。
じいちゃんの素朴な暮らし、
じいちゃんの仕事を見守る暖かい家族、
じいちゃんの人柄をよく知る森の動物たち。
キツネがしゃべるはずはないと思いながらも、
「これって、実話なのかな!?」と目をキラキラさせて聞いてきた息子。
本当にそう思わされるような絵本です。
元の中国語がどんなだったかも気になるな。
日本語の翻訳もとってもあったかくて本当に素敵です。