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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

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いわたくんちのおばあちゃん」 みんなの声

いわたくんちのおばあちゃん 作:天野 夏美
絵:はまの ゆか
出版社:主婦の友社
税込価格:\1,650
発行日:2006年08月
ISBN:9784072533048
評価スコア 4.84
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  • 平和な未来を

    原爆ドームから一番近い小学校の子ども達に、いわたくんのおかあさんとおばあちゃんが被爆体験を語ります


    疎開前に家族写真を撮ったその直後の8月6日の原爆投下で、一瞬にして家族全員を失い、当時16歳でひとりぼっちになったおばあちゃんの体験を、真剣に聞くこどもたち

    8月6日の惨劇を、当時16歳の少女が家族を探す姿をとおして描かれている場面は、淡々としているがゆえにつらいのですが、話を聞いて、なぜいわたくんちのおばあちゃんがその後も家族写真を撮るのがいやなのかを4年生の「ぼく」がちゃんと理解をしていきます。

    そして、
    「ぼく」が、こどもの素直な疑問として「なんで戦争なんかするんかね」と問いかける

    その素直でまっとうな疑問に胸が苦しくなるのは、今だ、戦争が地球上から消えない現実があるから。

    でも、こどもの「おとなになっても 戦争せんよ」という宣言には、胸が苦しくなるだけじゃだめだな。本当にそういう未来をはやく実現しなくては・・・と願わずにはいられません。

    毎年夏に行っている地元の原爆展での朗読会で、ぜひ読んでみたい1冊となりました。 

    投稿日:2010/11/14

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  • 平和への祈り

    • ももうさ♪さん
    • 20代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子2歳、女の子0歳

    原爆について描かれた絵本はいくつかありますが、
    代表的な丸木夫妻の「ヒロシマのピカ」を「動」とするならば、
    この絵本は「静」の絵本だと思いました。

    「トビウオのぼうやはびょうきです」を読んだ時のように、
    静かに、しかし深く深く、
    その不条理さを心に訴えかけてきます。
    (そちらは水爆実験に関するものですが・・・)


    この先、戦後何年が経とうとも、
    戦争を経験した方達の思いを引き継いだ
    「静」と「動」の対を成す絵本を、
    「新たな語り部」として
    私たちは読み継いでいかなければならないと感じます。

    投稿日:2010/11/10

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  • 伝えなければいけない事

    戦争の内容だとは知らずに始め読みました。
    正直泣きました。
    私の子供にはまだ早い本ですが、いつの日かこの事実を伝えなければならないと思いました。
    ある程度の歳になった子供に事実を伝えるのに適した本だと感じました。

    投稿日:2010/10/22

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  • 戦争を伝える絵本

    子どもにはまだ理解できないかもしれない、
    でもいつか伝えなくてはいけない日本に起こった出来事だから
    と思い読み聞かせました。
    (そして、この子が産まれたのが
    ちょうど8/6ということもあったからです)
    目を背けたくなるような話ですがやさしいタッチのイラストに
    分かりやすい文章で絵本として描かれていたのが読みやすかったです。
    子どもは悲しい話ということはよく分かったようで
    とてもショックを受けて泣いてしまいました。
    国と国とが喧嘩をするとこんなに恐ろしい、
    みんなが悲しむようなことになってしまうんだよ。
    喧嘩はよくないよ。ということを教えてあげました。
    「ずっとずっと一緒にいようね。」
    とぎゅっと抱きしめてあげました。

    最後のページのような気持ちに
    世界中の子どものみんながなってくれたらなぁ
    と本当に心から思いました。
    世界の大きな出来事も一人一人の人間の心から出来ていると思うし、
    自分は戦争を知らない時代の人間だからといって逃げないで
    こうした絵本があるんだから
    しっかりと子どもに伝えていきたいと思いました。

    投稿日:2010/10/08

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  • 写真をみて実際にあったことだと知りました

    • doruさん
    • 40代
    • その他の方
    • 兵庫県
    • 姪10歳

    いわたくんちのおばあちゃんは写真をとるのを「いやーよ」と言って撮りません。かわったおばあさんだねという姪っ子が言います。私は黙ってこれから声をひそめて読みます。

    もうちょっと広島から疎開するのが早かったら、みんな大丈夫だったのにと姪っ子は言います。

    いわたくんちのおばあちゃんに残されたものって家族全員の記念写真だけだったのですね。最後のページの写真が載っているから、この物語は創作じゃなく、実際にあったことだと思います。実際にあったこととわかってより身近に戦争を感じました。

    投稿日:2010/10/10

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  • 涙がこみ上げてきます

    広島の被爆者、いわたくんのおばあちゃんのお話です。

    重い内容ながら、絵が親しみやすいものなので、小学1年生の娘も興味深く聞いていてはくれるのですが、所々、わからない言葉が出てくるので、しっかりと内容を理解してもらうには、中学年以上が適当だと思います。

    娘に読み聞かせる前に読んでおいたのですが、やはり涙で声がうわずってしまい、しっかりと読み聞かせることができませんでした。

    「本の中のお話ではなく、本当にあったお話なんだよ。ちづこさんが体験したことが本になっているんだよ。」と、実際の写真を見て、説明しました。やはり、ご家族の姿をセピア色の写真で拝見すると、胸にこみ上げてくるものは止めようが無く、苦しい思いがします。
    娘も、自分より小さいお子さんが、お母さんの胸に抱かれ、お母さんと一緒に亡くなってしまったという現実、ちづこさんがひとりぼっちになってしまったという現実に、悲しい思いをしたようです。

    戦争が起こると、いわたくんのおばあちゃんだけじゃなくて、大勢の人たちが、こういった悲しい、辛い思いをすることを忘れないでいて欲しいと思います。
    そして、学年があがり、漢字も読めるようになったら、また一人で読んでもらいたい、これからも、読み続けていってもらいたい一冊です。

    投稿日:2010/10/02

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