実は、柳田邦男氏の『大人が絵本に涙するとき』を先日読みまして…。めちゃくちゃ感動をしたので、柳田さんが推薦している絵本を手に入る者から読んでみようと、まず手にしたのがこれでした。
いきなりめちゃくちゃ、大人向けの絵本です。絵本というより、絵画集でした。それも名画の!
すごいところはもう1つあって、この本の訳が今江祥智さんだったのです。ですから、ものすごくしっくりする素敵な文体でした。
もちろん原作はバンサン(画家)が、心惹かれたシャンソンの歌詞だったそうですから、元の文章も素敵だったのでしょうけど。
子どもが読めなくはないですが、理解はできないかなと、思います。私でも、まだまだこの老夫婦の境地までは精神的にも年齢的にも達していないので、
自分の中の綺麗な絵と綺麗な文章を見て楽しむ。という絵本のジャンルに入れておきたいと思いました。