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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

ぽちっと あかい おともだち」 みんなの声

ぽちっと あかい おともだち 文:コーリン・アーヴェリス
絵:フィオーナ・ウッドコック
訳:福本 友美子
出版社:少年写真新聞社
税込価格:\1,760
発行日:2017年08月
ISBN:9784879816092
評価スコア 4.5
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みんなの声 総数 45
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45件見つかりました

  • 一瞬あったかいものが

    真っ白な雪の中、楽しい、きれい、それだけではない世界です。
    魚が取りにくいということは生きることがとても難しい。
    シロクマは走って、赤い女の子に出会います。白い世界の中に本当にぽちっと赤いもの。雪で一緒に遊ぶことがとってもほのぼのして楽しそう。しかし、ちょっと我に帰れば。そこはやはり危険な冬の世界。一瞬で恐怖が迫ってきます。怖くて寂しくて寒くてひとり。また、ぽちっと赤いもの。真っ暗闇で灯すろうそくの光のように、それが本当に心をあったかくさせるものになる。そういう対比が描かれています。かわいい、だけではない世界です。生きること、死ぬこと、恐怖と楽しみ、そして温もりと冷たさ。どれも永遠なものではありません。刻々と変化する自然の様子と一緒に、いつでも心はあったかくもなり、ぞくっとするものにもなる。少ない言葉と絵で、この世界観は素晴らしいと思いました。

    投稿日:2017/09/15

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  • しろくまくんの成長が母として嬉しい

    • みっとーさん
    • 30代
    • ママ
    • 滋賀県
    • 男の子6歳、女の子4歳

    しろくまが、初めて女の子と出会い、大きく成長するお話です。
    ママと一緒にいるときは甘えん坊、まだまだ小さく見えたのに、小さい女の子と一緒の時は、知っていることを教えてあげるお兄さん。とっても大きく見えました。
    そんなしろくまちゃんの姿が、妹や小さい子に対する息子と同じで、こうやって自信をつけて成長していくんだな。と思うと、とてもかわいらしく感じました。
    子どもたちは、幻想的な雪国の世界で楽しそうに遊ぶ女の子としろくまを、いいな〜。と、うらやましそうに眺めていました。

    投稿日:2017/09/13

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  • 心がほっこりとしますね。

    シロクマと人間の女の子のお話ですが,この絵本の楽しさは何といっても子供のシロクマのミキが主人公でミキの目線で描かれているところです。
    そこに子供たちは新鮮ささえ感じるのではないでしょうか。
    ミキからみたら,人間の女の子は「ぽちっとあかい」のです!
    女の子の手は前足ですし,手袋が何かだって知りません。
    でもね,シロクマのミキと人間の女の子の共通点,無垢で純粋なところ。だからすぐに友達にだってなれちゃうんですね。
    そして,お母さんのことが大好きなところ!
    女の子とお母さんが抱き合っているのを見て,ミキもお母さんシロクマを恋しく想う。やっぱり子供にとってお母さんの存在は大きく温かいのだなと感じられる素敵な絵本でした。
    人間の親子が抱き合う姿,シロクマの親子が抱き合う姿に,心がほっこりとしました。
    冬の白い景色の中の赤,寒い中での親子の絆,その反比例のような感覚が,また物語の温かさを醸し出しているようにも感じました!
    子供は,帰る場所(安心して帰れる人)があるから,外で思いっきり元気に過ごすことができるのですね。
    子供目線で読んでも,親目線で読んでも,とても素敵な絵本でした。

    投稿日:2017/09/14

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  • かわいい

    ホッキョクグマのミキと、人間の女の子との出会いのお話です。

    一面真っ白の氷と雪の世界に、水色の海と空。
    そんな中にぽちっと赤いもの。一体何だろう?

    とても色彩が美しく、ミキと女の子が可愛くて、眺めているだけで幸せな気持ちになれる絵本でした。

    言葉は通じ合わないけれど、子ども同士の純粋な心は通じ合っているのですね。

    最後は、お互いのママのところに帰っていくところも素敵でした。
    あたたかいママがいるから、安心して冒険が出来るのですよね。

    寒い地方のお話なのに、読み終えてほのぼのと温かい気持ちになれました。
    冬に読むのにピッタリの、プレゼントにもオススメの絵本です。

    投稿日:2017/09/13

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  • ピュアな物語

    • てつじんこさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子7歳、男の子5歳

    ほっきょくぐまの子ども、ミキの目線で描かれているところがよかったです。赤い服を着て赤い手袋をした人間の女の子を、ミキがぽちっとあかいおともだちと表現してるのがすごく純粋で子供らしくてかわいいですよね。真っ白な雪景色の中でその子のところだけぽちっとそこだけ赤く見えてたんだなっていうのがイメージできました。
    冒険家の話の中で、ほっきょくぐまにすぐ近くで遭遇して、命の危険を感じたという話を聞いたことがあります。このお話の場合はミキも女の子も子どもで、そういう恐れる気持ちなどなく、お互い純粋に仲良くなりたいという気持ちで近づいて、ほんとに仲良くなってるところが子どもっていいな〜と思いました。
    雪が舞う幻想的な風景も美しく、お話もピュアで、読むと心が清々しくなりました。

    投稿日:2017/09/08

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  • ともだち

    小さなしろくまの子どもと赤い服を着た小さなおんなのこがいっしょに遊ぶ姿はとてもかわいくて微笑ましいです。おんなのこが落とした手袋を、海にもぐって取りに行く様子は流石しろくまだなと思いました。おわかれにはなをつんとくっつけるところもかわいかったです。おかあさんをみつけてぎゅっとする姿は温かい気持ちにさせてくれました。

    投稿日:2017/09/11

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  • ぽちっと赤いもの。真っ白な北極の世界でそれは本当に小さな小さな
    赤いぽっちでした。
    ホッキョクグマの子どもミキと赤い服を着た女の子の温かな交流を
    描いた物語です。純真無垢同士すてきな時間を過ごします。

    でも、そこは北極。自然の厳しさは容赦なく2人を
    不安にさせます。二人っきりでだいじょうぶかな?とてもハラハラしました。

    作家のコーリン・アーヴェリスさんは、5歳の頃、雪の日に母がそりを引いて
    学校へ迎えにきてくれて、毛布にくるまれて帰ったという思い出があるそうです。
    雪で家に帰れなくなのでしょうか、学校の窓から
    「お母さん迎えにきてくれないかな?」
    と真っ白な景色の中を不安な気持ちで眺めて待っていたのかもしれませんね。
    そんな思い出からこのストーリーがうまれたのかな?と思いました。

    人間と動物、ピュアな子供たちの素敵なお話、そして二人とも
    お母さんが待っています。お母さんにぎゅっと包まれたときの温かさ、
    その気持ちは、雪、北極、白が引き立てています。
    赤と白のコントラストが色々な意味でとても印象に残りました。
    素敵な絵本にめぐりあえました。

    投稿日:2017/09/08

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  • ため息が出るほど素敵な絵本 受賞レビュー

    あー素敵だな。だから、大人になっても絵本がやめられない。

    ぽっちと赤いものってなんだろう?と思いながら読み進めていくと、それは私たちにとってはとても身近な存在。でも、白熊の子供には初めてみるもの。

    魚をとっているお母さんからはなれて、ひとり遊びをしていた白熊子供の目線で
    絵本は語られます。

    『赤いもの』が、どうやた一緒に遊びたいみたいと思った白熊ちゃんは赤いコートを着た女の子と一緒に遊びます。

    白熊がいる真っ白な冬景色に赤いコートがとても綺麗。

    ふたりは遊んでいるうちにちょっと危ない経験もしますが、無事にそれぞれのママの元へ帰っていきます。

    ちょっとの冒険と最後の安心感。絵本の定石ですが、やっぱり白熊目線なところが新しいですね。

    相手の気持ちを考えられる訓練になるのではないでしょうか。

    投稿日:2017/09/06

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  • ホッキョクグマの子どもはお母さんに いろんな事を教えてもらって成長します
    一人で雪の山を駆け上がると ぽちっと 赤いものが 前足を振っています
    この表現がおもしろいです
    なんと 赤いオーバーを着た女の子でした
    仲良く遊ぶのです  この二人はどちらも 子どもですから お互いが誰かも分からず・・・・ 友達になれたのです
    赤い前足とは 女の子の赤い手袋だったのです
    なんとも ほのぼのとしたお話です
    子どもはなんとピュアなのでしょうね

    子ぐまはミキという名前です  お互いにお母さんに抱かれて幸せですね
    赤い服の女の子もお母さんが大好きです

    ほのぼのしたお話でした

    投稿日:2017/09/05

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  • 不思議な出会い

    • じっこさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子6歳、男の子2歳

    しろくまの子どもとと赤い服の女の子が出会って、仲良く遊ぶ物語。
    大人同士だと絶対こんなことはありえないので、子どもの純真さに心が現れる気持ちでした。遊び方が危なっかしいのも子どもならでは。流氷が割れているシーンではドキドキしてしまいました。小さい子が読んでもらうと、自分がしろくまと遊ぶ想像をして楽しめるのでは。
    絵も美しく、とてもかわいらしい絵本。冬にぴったりです。

    投稿日:2017/09/04

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