「ぽちっと あかい おともだち」 みんなの声

大自然の中に暮らすシロクマの子（ミキ）の目線で語られています。
「あかいおともだち」というのは人間の女の子のことで、まだ人間のことを知らない様子のミキは、赤いコートと手袋を身にまとった人間の子を「あかいもの」と表現します。
真っ白な雪の中で繰り広げられる、ちょっぴり甘えん坊で好奇心の大きなシロクマの子と、無垢な人間の女の子とのひと時の交流は、まるで夢のよう。
お母さんの温かさは動物も人間も同じですね。
寒い冬に、温かいお布団の中で読みたい一冊です。

舞台は北極。
ホッキョクグマの可愛いミキというコグマが主人公です。

クマであるミキの目線で描かれているのが新鮮で、女の子のことを赤いポチっとしたものと言った表現や、手のことも前足と表現したり、あかいものといった表現で書かれています。なんだか不思議な感覚に包まれました。

北極の極寒の空気も伝わってくるようなイラストで、その中に登場する真っ赤な洋服を着た少女のコントラストが目を引きました。

寒い寒い北極の中で、出会った二人のほんわかあったまるストーリーは読んだ後にも心があったかな気持ちに包まれます。

題名からは想像のつかないお話でした。

何かを押したら出てくるとかそんな展開かと思いきや「ぽちっ」と出現とは！！

音といい、表現があったかい。「ぽちっ」と、、。
かわいい！ふんわり心が温かくなりますね。
こんな表現があるのか！と驚かされました。娘は絵が気に入ったようで読んでと持ってきます。自分でも少しずつ読めるようになったので隠れて読んでいます。

寝る前の導入にも最適！いい夢が見れそうです。
人間が主人公ではないところも見どころ。
人間をこんな風に見てるのか。動物からの視点も面白い。

何度も読みたくなる1冊でした。

全頁試し読みで読みました。雪原が真っ白で眩しいくらいに綺麗です。「ほちっと赤いお友達」が、人間の女の子でよかったです！お互いに純粋なので、楽しく遊べ、仕草も無邪気で可愛かったです。楽しく遊べて無事にお互いのママのところに帰れてほっとしました。

ちいさな赤い洋服の女の子と、同じ年くらいのホッキョクグマの子供ミキ。
もしかしたら、こんな純粋な出会いがあるかもしれないですね。
ふたりが夢中で雪の中を遊ぶ様子がかわいいです。
てぶくろを探すところはヒヤッとしますが、二人とも迷子にならずに
それぞれのママのところにもどれてよかったです。
ホッキョクグマの親子の様子を描いた挿絵もとても素敵です。