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ふしぎな はこ

ふしぎな はこ(評論社)

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サイモンは、ねこである。」 みんなの声

サイモンは、ねこである。 作:ガリア・バーンスタイン
訳:なかがわ ちひろ
出版社:あすなろ書房 あすなろ書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2017年08月
ISBN:9784751528341
評価スコア 4.83
評価ランキング 169
みんなの声 総数 22
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22件見つかりました

  • う〜ん実に哲学的!

    哲学的、かつ文学的なタイトルのため、少々ビビったものの、内容は非常にシンプル。
    世の中に、ネコ科の動物って結構多いんですよね。トラ、ライオン、チーターしかり。彼らの中にサイモンという猫が入って、「私たち仲間でしょ?」と訴える。最初は否定していた彼らも、似ているところをあげているうちに急に仲間意識が出てくるという…。
    子どもだけでなく、大人が読んでもいろいろ考えさせられる本でした。

    投稿日:2017/11/30

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  • 「こんにちは。ぼく、サイモンです。ぼくたち、にてますね」 ねこのサイモンがこう呼びかけた相手は、ライオン、チーター、ピューマ、クロヒョウ、そしてトラ。サイモンにそんなことを言われて、最初はバカにするな!とちょっと怒った動物たち。でも、耳、ひげ、しっぽなどなど、いろいろ比べてみると…。
    「一見全然違っていても、本当は仲間なんだよ。」「よ〜く見れば、分かり合える仲間、一緒に楽しめる仲間が世の中いっぱいいるじゃん!」と思えて、勇気がわいてくる絵本でした。そして、それぞれのページに出てくる動物たちの表情もとっても豊かで秀逸です。娘はいろいろな動物の顔を見比べて、「びっくり顔だ!」「笑ってる〜!」と大興奮。ネコ科の定義って…?な〜んて難しく考えたくなっちゃう人にも、動物園に行きたくなっちゃいそうな親子にもおススメです。娘は「最初から最後まで全部おもしろかった!」と言って、今までで一番好きな本になりました。猫を見かければ「サイモンだ!」と親子で笑っています。

    投稿日:2017/11/30

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  • みんななかまだね

    「ぼくたち、にてますね」
    子猫サイモンがこんな無垢な疑問を抱き、ライオンやチーターといった大きな怖いネコ科の動物達に小馬鹿にされながらも引き下がらずに問いかける姿は、小さな体ながらとても格好良いです。

    他の動物達は自分の自慢のところだけを見ていて、他の動物達との共通点には気付かなかったのでしょう。

    みんなねこのなかまだと気が付いた後にじゃれ合う姿が一番ねこらしいです。

    なかまがいっぱい増えてよかったね、サイモン!

    投稿日:2017/11/26

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  •  ワガハイはねこ好きである。
     だから表紙の、大きいねこたちがちゃんと足をそろえているのに、サイモンのまえ足だけが内またなのに、一目でヤラれてしまうのである。
     そして表紙をひらくと、枝のうえでサイモンがちょうちょをチョイチョイしているとびらである。サイモンはまるっこいのである。サイモン、ちょっと太めか? このあたりでもうたまらくなって、レジに行くのである。
     家につき、気を取りなおして読みはじめると、やっぱりサイモン、各部がまるい。カリカリ食べすぎだろ、と思う。
     まるっこいサイモンは、大きいねこたちに「ぼくたち、にてますね」という。大きいねこたちは大笑いするけれど・・・。
     とにかくどのページも、ちっちゃいサイモンが不敵なのがすばらしい。ライオンのしっぽにじゃれたり、チーターにも負けずににらみかえす。まるいけど。
     でもね、サイモン、わたしはあなたの耳のうごきがいちばん繊細なんじゃないかと思うよ。
     というわけで、ねこ好きに超!おすすめ、サイモンである。

    投稿日:2017/11/28

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  • みんなチャーミング!

    チャーミング!
    という言葉がぴったりなネコ科の動物たちです。

    ライオン、チーター、ピューマ、クロヒョウ、トラという大型ネコ科の動物たち、
    5人組が集うところにひょっこりあらわれたのは子ねこのサイモンです。

    怖いもの知らずなサイモンは5人組に話しかけます。
    そこから始まるストーリー。

    怖いイメージがある5人組ですが、プライドが高いだけではなく
    サイモンの話をきける耳をきちんと持っていますね。

    サイモンの小さな疑問をみんなで考えて結論をだす姿はなにか
    人も見習うべきところとも思えます。相手の話をよく聞いて
    そしてお互いを認め合う姿は動物を通して考えさせられました。

    ラストの小さなサイモンと大きな5人組が仲良く猫パンチする
    姿はとても素敵な光景だと思いました。
    どの子もみんなチャーミング!

    投稿日:2017/11/28

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  • 違うところより、同じところを

    • 石猫さん
    • 60代
    • その他の方
    • 神奈川県

    シンプルな色遣いと線により、ライオン、チータ、ピューマ、黒ヒョウ、トラ、そしてもちろんネコの特徴がよく描き分けられていることに感心します。
    大胆な構図も心地よいです。
    お互いが違うところを比べて競うより、同じところを見つけるほうがずっと幸せ。
    遊んだ後、重なって昼寝する彼らの姿がそう教えてくれます。

    違うところより、同じところを見つけることが大事。
    これって、この絵本のネコ科の子たちに限ったことじゃありませんよね。

    投稿日:2017/11/23

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  • みんなネコなんです

    • てつじんこさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子8歳、男の子5歳

    ねこのサイモンに「ぼくたち、にてますね」と言われた時の猛獣たちのきょとんとした顔、そして大笑いする顔が表情豊かで、ほんとに笑い声が聞こえてくるようです。
    どれどれ、どこが似ているんだ??と探していく場面も、子どもと一緒に「どこかな〜」と探していくのも楽しいです。
    あんなに大きくて強そうなライオンやトラが、あくびしながらひなたぼっこしてる近所の猫と仲間だなんて!息子はそれがすごく面白かったそうです。
    違いや特徴をつかむ目を養うことって、いろんな発見や興味に結びついていく大事なことですよね。そんな力が養える素敵な絵本だと思いました。

    投稿日:2017/11/18

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  • I AM A CAT 、TOO。

    • さい川さん
    • 40代
    • その他の方
    • 石川県

    のどを鳴らしてゴロゴロと、顔を近づけてきてスリスリと、愛嬌たっぷりのネコ。ふとした瞬間に見せるノッシノッシとした歩き方は、自信たっぷりのトラを思わせます。
    サイモンも、水面に映る自分の姿を見てライオンたちと共通する部分が多くあることに気づいたのでしょうか。
    ネコ好きの方もそうでない方も、一度この本を手に取りページをめくってみて下さい。サイモンや仲間たちのしぐさや表情ににっこりとすることでしょう。そして、顔を上げて周りを見れば、いつの間にか自分と共通する部分を持つ仲間を見つけようとすることでしょう。

    投稿日:2017/11/18

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  • ネコの仲間

    猫のサイモンが、ライオンやヒョウのような大きなネコ科の動物達にむかって 私たち似てますねというところからお話が始まります。
    大人の自分はライオンがネコ科であることなんて当たり前のように認識していますが、確かにライオン達からしたら、小さいネコと似てるなんて言われたら心外かも?!
    9才と6才の息子と一緒に読みましたが、6才の息子は「え!ネコの仲間なの?全然ちがうでしょ。まさか。」と、びっくりしていました。上の子は「ネコの仲間だって知ってるよ。ネコ科にはいくつか条件があるんだよ、それはね、、、」と、この絵本に描かれている共通項を自分の言葉で説明してきたのでびっくり。いつのまにそんな知識を身に付けたのだろうと、予想外の成長に嬉しくなりました。

    絵本に描かれている動物達の絵がとても魅力的で、1ページ、1ページ、惹き付けられるような素敵な絵本です。

    投稿日:2017/11/03

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  •  サイモンをはじめ 動物たちの表情に、すごく惹きつけられました。
     
     ネコ科の動物たちのしなやかな感じが、伸びやかな線で描かれているところも魅力的です。

     各ページの絵の構図、ページごとのメリハリもいいなぁ。

     そして ネコのサイモンが大きな動物たちに、「ぼくたち にていますよね」「それ ぜんぶ、ぼくも もってます」 「ちっちゃいですけど!」と、さらっと臆せずに言うところが、とてもいい。

     「そうか!」と納得したら、ちっちゃいサイモンを仲間と見なす大きな動物たちの柔軟性も さすがです。

     おしゃれでユーモアがあって、さらに可愛い!要するに、何もかもが良くって とても気に入りました。私的には満点。

    投稿日:2017/11/01

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