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わたしがいどんだ戦い1939年」 みんなの声

わたしがいどんだ戦い1939年 作:キンバリー・ブルベイカー・ブラッドリー
訳:大作道子
出版社:評論社 評論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2017年08月
ISBN:9784566024540
評価スコア 4
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みんなの声 総数 2
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  • 自分を変えていく力

    親子関係がむずかしいのは、それが切っても切れないものだからだ。

    絆の意味の中に「ほだし」という動物をつなぎとめる綱という意味がある。主人公のエイダと母の関係は、人間の親子というよりは、飼育されている動物との関係に近かったのでは?と思ってしまうほどだった。

    束縛と従属、内反足であることを理由に、行動を抑制されなんの治療も受けないまま生活をする。排泄はバケツの中。そんな生活はは人間としての尊厳を奪ってしまうだろう。

    エイダは疎開列車で現在の生活から脱出を図るのだ。虐待を受けてきた子どもが普通の生活を獲得するのは並大抵ではないことをこの話は教えてくれる。

    無知や迷信がまだまだ残る時代、そして戦争が生活を脅かしていく時代に、たくましく自分を変えていこうとする少女の姿に勇気をもらった気がした。

    エイダを見守るスミスさんや村の大人たちの関わりもいい。

    投稿日:2018/05/27

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  • 虐待

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子6歳、女の子4歳、女の子0歳

    第二次世界大戦以前より母親に虐待されて育った10歳の内反足の少女エイダ。
    戦争の悲惨さはもちろんですが、個人的には母親の虐待のほうが印象に残りました…。
    戦争を機に母親の元から逃げ出したエイダですが、母親が彼女に今までしてきた仕打ちは大きく影を落としているのだなと感じさせました。やっぱり母親の影響って大きいのですかね。実の母親と離れることがむしろ幸せっていうことは正直ありますよね…。
    あたたかい人々に出会えて変わるエイダでよかったです。

    投稿日:2017/11/21

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