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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

まさ夢いちじく」 みんなの声

まさ夢いちじく 作・絵:クリス・ヴァン・オールズバーグ
訳:村上 春樹
出版社:河出書房新社
税込価格:\1,980
発行日:1994年
ISBN:9784309262314
評価スコア 4.75
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みんなの声 総数 23
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23件見つかりました

  • 息をのみました

    とにかくパステル画が息をのむほど素晴らしい作品でした。人間味溢れる主人公は魅力的でした。独特の癖のある性格がかえって興味をそそりました。お婆さんもお婆さんでお金もないのに治療してもらうとはパリという街の懐の大きさに驚きました。主人公の表情が様々に変わっていく様子は見入ってしまいました。特におでこの描き方が素晴らしかったです。光を大切に描かれているのが伝わってきました。他の作品も是非読んでみたいです。

    投稿日:2008/03/28

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  • いちじく 絵本のなかに いちじくが描かれているのが 気に入りました。

    私の住んでいる町の特産物なんで、何とも親しみがあるんです。

    それから この絵本は 一枚一枚の絵が アートであはなしがひろがるんです。

    犬のマルセルと 歯医者さんがシャツとパンツの姿で、町にいるのは、笑えますね

    チャップリンの映画のシーンを見ている錯覚を覚えました。

    最後の イチジクを犬のマルセルが食べてしまうんですが・・・・

    どうなるのかしら??

     このあとのお話しにも興味がありますね!!

    お話の世界もおもしろく 絵本を読まずに、お話ししてみたくなりました。

    投稿日:2008/03/18

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  • 幻想的で不思議な物語

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    カルデコット賞を受賞しているオールズバーグの作品です。

    「まさ夢いちじく」とは文字通り、見た夢が現実のものになるというもの。
    それだけ聞くと、欲しいと誰しも思うものの、この本を読んだら逆の意見を持つかも知れません。

    「まさ夢いちじく」を手に入れた主人公の数奇な運命を描いていますが、こういうラストかという驚きがあると思います。
    そして読み終えた後のその底知れぬ余韻は、いつものオールズバーグ作品と同じでした。

    オールズバーグのセピア色した限りなく美しい絵と、幻想的で不思議な物語がジャストフィットして、素晴らしい作品になっています。
    読み応え十分ですが、小学生くらいだと少し難解と思えるかも知れません。

    投稿日:2008/02/10

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  • ラストにすっきり

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子、男の子

    表紙の絵からして、なんとも感じの悪いおじさんだと思えます。
    そんな嫌な性格の歯医者のビボットは、おばあさんから不思議ないちじくをもらいます。
    そのいちじくを食べて見た夢が、本当になるというのです。
    ビボットの感じの悪さが、そこでも書かれています。
    読み進めて行くうちに、どんどんビボットが嫌いになって行きます。

    そして、ビボットの飼っているマルセルが、どんどんかわいそうになって行きます。
    ビボットは何のためにマルセルを飼っているのでしょうね。

    そしてついに、マルセルの反撃の時が来ます。
    マルセルを応援する気持ちが高まります。
    マルセルがついにやりました。
    サッカーで言うところの「ゴォーーール!!」です。
    なんてナイスなラストでしょう。
    読み終わって、すっきりです。

    マルセルは、きっと毎晩毎晩、その夢を見ていたのでしょうね。マルセルの思いのほうがずっと強かったということです。
    自分の思い通りの夢を見る自身がないので、もらっても食べる勇気がありません。

    投稿日:2008/01/31

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  • ひきつけられます

    • ぽた子さん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子9歳、女の子4歳

    表紙の絵と題名だけで、子供達が興味を持ってしまう本です。

    独特な雰囲気とリアリティのある絵は、主人公の偏屈な性格を良く表していますし、
    これから奇妙な事が起こることを、ふつふつと予感させるので、
    子供達が絵本の世界に、ぐいぐい、ひきこまれていくのを感じました。

    村上春樹さんが訳しただけあって、読み聞かせるには、難しい文体ですが、
    巧みな言い回しが、より一層話を盛り上げていると思います。

    投稿日:2007/10/04

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  • 夢を叶えるいちじく

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子14歳、男の子11歳

    『The Sweetest Fig』が原題。
    訳出タイトルの通り、夢が正夢になるといういちじくをめぐってのおはなし。
    歯医者のピポットはやかましやで、
    飼い犬のマルセルはびくびくする生活を余儀なくされています。
    ひょんなことで不思議ないちじく2個を手に入れたピポット。
    最初の1個でその効用を思い知ったピポットは・・・。
    オールズバーグお得意の不可思議な、
    それでいて華麗なラストへぐいぐいと引き寄せられますね。
    今度中学校に初めての試みで読み聞かせに行くのですが、
    その際のブックリストに読み聞かせ講師の先生が選んでくださった本です。
    なるほど、ショートショートドラマを見ているようです。
    いちじくは私が住む市の特産物ですが、実は苦手なんです。
    でも、ちょっと食べてみようかな、と思いました。

    投稿日:2007/09/21

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  • マルセル、そんな事考えていたの!

    • たれ耳ウサギさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 女の子16歳、女の子13歳、女の子12歳

    このナビの皆さんの感想を読んで、何とも読みたくなった一冊です。

    柔らかいセピアのパステル画の挿絵にもかかわらず、人間の欲深さや浅ましさが皮肉たっぷりに描かれていて、結末は背筋がちょっと寒くなりました。
    ビポットさんは淋しい人ですね。マルセルを何のために飼っていたのでしょう。

    ビボットさんの眉間のしわ、マルセルのひょうひょうとした表情、パリの町並み…。写実的な絵も美しく、ストーリーもスパイスが効いていて、本当に印象深い一冊になりました。

    投稿日:2007/05/02

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  • 「世にも奇妙ないちじく」

    • ポポロさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 男の子8歳

    ものすごく印象に残る作品でした。
    オールズバーグの透明感のある絵と謎めいたストーリーが
    これほどマッチすると怖いものがありますね。
    これを映像にして音楽をつけたら「世にも奇妙な○○」という
    番組になりそう!
    いや、この作品だからこそ、想像力をかきたてる
    なんともいえないこの味わいなのかもしれません。
    我が家ではまず「いちじく」が興味をそそりました。
    その存在自体がもう神秘的!私も息子も食べたことがありません(笑)
    いちじくを食べた、やかましやで高慢なホビット氏におきた奇妙な出来事。
    さあ、不思議の世界を堪能してください。
    小学生くらいのお子さんなら楽しむことができると思います。

    投稿日:2007/04/19

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  • いちじくのちからって!?

    まさ夢いちじく。
    ちょっと風変わりなこのタイトル、手に取らずに入られませんでした。

    歯医者を営むビボットはとても神経質で、飼っている犬のマルセルにはほとんど自由がありません。
    ある日歯の治療をしてあげたおばあさんが、お金がないので代わりに”まさ夢いちじく”を二つあげる、と言います。
    起こったビボットはおばあさんを追い出してしまいますが、このいちじくには夢を現実にするすごい力が秘められていました。
    果たしてこのいちじくは、ビボットに何をもたらすのでしょうか。

    やわらかいタッチのパステル画は、美しいの一言!そこに皮肉めいたお話が加わって、オールズバーグ独自の世界になっています。
    小さな子どもさんにはちょっと難しいと思いますが、小学生から大人まで楽しめる作品です。

    投稿日:2007/04/12

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  • 読み終わった後が怖い

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子12歳、男の子9歳、男の子7歳

    我が家での初のオールズバーグが、この本でした。
    絵本の勉強会で熱心に勧める人がいて、読んでみたのですが、絵も内容も、今まで見たことのないような奇妙なお話でした。
    ストーリーはわりとわかり易く、皮肉が効いていて面白いのですが、絵が不思議なので、高学年の読み聞かせに使いたいと思うものの、躊躇するというものでした。
    5年生で読んだ友人の話だと、最後のオチがわかった人は半分くらいだったそうです。

    でも、本当にオールグバーグってすごい作家だと思うのは、なんだかよくわからないけれど、読み終わった後に、底知れぬ恐ろしさが残るのです。
    この話も、起こった事柄だけを述べているのに、この後どうなってしまうんだろうと、興味というより、恐怖に近い気持ちが沸き起こります。

    この本で、オールズバーグの世界に踏み込んでしまった娘と私。
    気がつくと、図書館でも作者をキーワードに検索して、作品をチェックしています。
    読めばいつも決して爽やかな気分にはならないのに、なぜか気になる不思議な作家です。

    投稿日:2007/03/30

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