11ぴきのねこシリーズなのですが、
この一冊はちょいとテイストが違うかな?
ずるがしこいねこたちが、ずるさゆえに、
あとでひどい目にあう、といったお話が多いのですが、
こちらは、ジャブに迷惑をかけられるという話。
でも、ジャブを可愛く思っているところが、ようく分かります。
また、この怪獣の命名の部分が面白い。
「ジャブジャブやってた子だ」
え、たったそれだけ?! もう次には、ジャブって呼んでる!
なかなかユーモラスですね。
そのジャブも大人になって、子供達を引き連れてやってきます。
でも、大人になっても、泥んこ大好き。
その子供達も。
もちろん、ねこたちも、泥遊びを楽しみます。
読んでいて、とてもほほえましい絵本です。
本当に、11ぴきのねこのシリーズには楽しませていただきました。
馬場のぼるさんが生きていらしたら、
まだまだ続いていたのかしら? もっと読みたかったな。
そう思わせる、素敵なシリーズでした。