ある日、家族みんなで柿の実をとっていると、枝の間にいがぐりが。
「なんで柿の木に栗が?」と思ったら、それはいがぐりによく似た宇宙船でした。
中に乗っていたのは 栗によく似た小さな小さな宇宙人。
ぐりたろうと、名前を付けて 家族と一緒に暮らし始めますが・・・。
ぐりたろうが地球の言葉を一切喋らないけれど、家族みんなに可愛がられて楽しそうに過ごす様が、ほのぼのと微笑ましい作品です。
電気屋さんのお父さんが、なかなか宇宙船を直し始めなかったのも、主人公の男の子と同じ気持ちだったのかな?
暖かい家族が登場するお話の絵には、大島さんの絵がよく似合います。
ちいさなお子さんから小学校は高学年まででも、幅広く楽しめる絵本。
大勢の前でも、寝る前に我が子に読むにも、どちらにも向いていると思います。