これ、実にたあいのない話だと、親は思うのですが、
なぜか、子供に大うけしました。
ベランダのすみで転がっていたみどりのホースがいきなり、けんたに話しかけます。
「ブラシもって、さんぽにでかけようぜ」
まずは、ホースが話す、という設定に、ちょっと驚きました。
「あのあおい車を洗おうぜ」「つったってないで、つぎにいこうぜ、な、けんた」「おやすいごようだ、な、けんた」というホース君。
この、ちょっと俺様気質の、偉そう口調が、息子のお気に召したらしい。
幼稚園での水遊びの大好きな息子。だから、水遊びと、それに興じる子供が出てくるこの絵本には、たいそう惹かれるのかもしれません。
やぎゅうさんの絵が、また「楽しいー!!」という気持ちを高めてくれます。