『WILLY BEAR』が原題。
表紙の絵から、くまのぬいぐるみのウイリーが主人公かと思ったら、
語り手の男の子が主人公。
どうやら、明日、初めて学校へ行く模様です。
なかなか眠れないのですが、そこは、ウイリーが眠れない様子だから付き添ってあげるとするのです。
それは、自分への元気づけの裏返しですね。
ウイリーを励ますことが、自分を励ますことになっており、
なかなかいいアイデア。
だからこそ、ずっと不安なはずなのに、終始穏やかな笑顔。
これってすごいことです。
ある意味一人芝居ですが、ちゃんと成立しているのですから、素晴らしいです。
ラストで登校する主人公の、清々しい表情が頼もしいです。