「かぜのひ」 みんなの声

「ゆきのひ」がとても良かったので、こちらも読んでみました。今回は、かぜ。おじいちゃんとたこあげにいく男の子。大迫力の夢のあるたこあげシーンに、わくわくしました。「ゆきのひ」と同様、ファンタジックな展開がおもしろかったです。「あめのひ」も読んでみようと思います。

私の祖父は京都の出身で、私は少年時代、よく祖父に京都へ遊びに連れて行ってもらいました。この本はおじいさんと男の子のお話ですが、読ませて頂いて、とても感動しました。これはひじょうに優しい気持ちにさせてくれるからです。私はこの本を読んでいると、祖父との思い出が走馬灯のように甦ってきました。また風の強い日に、この本を読んでみたくなりました。

元気なおじいちゃんが、孫の男の子と風の強い日に、凧揚げを

して楽しむお話です。東北旅行に行って風が強かったので、

五能線に乗れなかったので、ちょっと風が苦手になってしまった

私ですが、凧揚げが楽しそうでいいなあと思いました。

ちょっと空を飛べてファンタジック的なところが特にいいなあと思

いました。

サムアッシャーさんのイラストがとっても好みです！
「あめのひ」の続編なので、せっかくなら２冊一緒に読むことをおすすめします。
おじいちゃんと男の子のやりとりが微笑ましく、風の日も楽しいものだ！という気持ちに読み手もなります。
秋に読むのもまたぴったりな絵本にも感じました。

風が強い日、せっかくなので、凧を飛ばして遊ぼうと考えた男の子とおじいちゃん。凧を探しているときに、なぜだか違う物に目移りしてしまう様子が、子供らしくて親近感がわいてきます。凧を見つけた後、さっそく外で飛ばしてみるのですが、同じように凧を飛ばす子供たちがたくさんいて、なんともにぎやかな様子です。飛んでいる凧の群れが色鮮やかで生き生きとしていて、一緒に読んでいた子供と、「台風の日でもこんな風なら怖くないね」と言いながら読みました。

前作の「あめのひ」の内容を受けたストーリー展開なので、いきなりこの絵本を読むと二人の会話の意味がわかりづらいかもしれません。
それにしても凄い風の日です。
そんな風の中で凧上げをして、他のみんなと空に舞い上がっていくところは圧巻です。
絵に魅力を感じます。