「こうさぎたちのクリスマス」 みんなの声

うさぎのオーソンアボットという男の子が主人公。
この子がとても大人びているんです。
まだ子供だというのに、両親がやっている卵に絵を描く仕事を手伝い、友達が遊びに来ても知らん顔。
夜は、庭の木の上に自分で作った小屋で眠る。
そんなオーソンのもとに、こうさぎたちが、クリスマスパーティーを開きたいから手伝って、と声がかかります。
最初は、やれやれといった感じだったのに、最後はオーソンが誰よりも張り切っていたと感じたのは、きっと私だけではないはず笑。
オーソンの作った、イースターエッグを飾ったツリーがとても綺麗だったのが印象的でした。

イースターの卵作りをしているちょっと大人びたオーソン。

はじめはこうさぎたちにクリスマスのお手伝いを頼まれてイヤイヤ参加したけれど、気がついたら一番楽しんでたのはオーソン本人かも。

なんだかとてもかわいらしいキャラです。

時間の感覚を忘れさせてもらえるような、ゆったりとした森の奥での出来事が描かれています。
読み聞かせているだけで、絵を見ているだけでゆったりとした気持ちになります。

最後のオーソンの満足そうな様子はこちらまで満たされます。

クリスマスに読むのにとてもステキな絵本です。

　うさぎのアボットさんとおくさん、それにむすこのオーソンは、
イースターの卵にきれいな模様を描く名人。
クリスマス前だというのに、卵作りで大忙し。
オーソンは木の上に自分で造った小屋をもってます。
その小屋に、こうさぎ達がやって来て、
「ぼくたちで　クリスマス・パーティをひらいて、
　おとなたちを　よびたいの。てつだって！」と頼まれて・・・。
みんなは協力して準備に取り掛かります。
クリスマス準備をするこうさぎ達がとても楽しそうに描かれています。
落ち着いた色使いの絵が魅力的で、
こうさぎ達の洋服や帽子が可愛い雰囲気を表現しています。
イースターの卵で飾られたクリスマス・ツリーも素敵です。