たいこのすきな赤鬼がいました。
しかし、誰も聞いてくれる者がいません。
そこで、山中のけものたちを集めて、たいこを聞かせてあげることにしました。
ところが・・・
誰だって自分の得意とすることは、みんなに見てもらいたいと思う。
赤鬼もそうだった。
でも、度が過ぎて、みんな逃げ出してしまった。
赤鬼は、悔しくなってかんしゃくをおこし、怒ってしまった。
まさに、怖い鬼。
でも、捨てる神がいれば拾う神ありで、ようやく、赤鬼も自分の居場所を見つける。
赤鬼は、まさに子供の象徴のよう。
子供の得意とする分野で、思い切り才能を発揮させることができる、
そんな親になれたらいいなぁと思いました。
石倉欣二さんの愛嬌のある鬼が素敵です。