「でんしゃでいこう でんしゃでかえろう」は、一目ぼれで買った絵本でした。
それ以来、乗り物好きの息子が、こよなく愛する間瀬なおかたさんの絵本です。
今にも雪が降り出しそうな寒い日。家族そろってバスでおでかけです。
行き先は「すてきなところ」
スケート場を通り、動物園にとまり、大きな船のとまる海岸線を通り、遊園地の前、大きなデパートの前を通るバス。
そのたびに、子供たちは、ここがすてきなところかな、と胸をときめかせるのだけれど・・・
最終的についたところは山の中。そこには大きなもみの木があって、星をちりばめたようにきらきら光り、クリスマスツリーのよう。
その静かな山の中のレストランでみんなでお食事。
間瀬さんの絵本は、どれもそうだけど、ページをめくるごとに、いろんな風景が現れて、それがどんどん移り変わっていく。
山から谷へ、町から田舎へ、そして、天気も少しずつ変わっていく。その変化する様子がとても素敵です。
一緒にバスに乗って、自分もおでかけしているような、ちょっとした旅行気分を味わえます。