大きなものの好きな王さまは、大きなベッドで目を覚ますと、プールのような洗面器で顔を洗い、庭のようなタオルで顔を拭きます。ごちそうを食べるときも、のこぎりより大きのナイフと一人では持てないくらいのフォークを使います。何でも大きなものが1番と思っている王さまは、ある時大きな大きな植木鉢に、赤いチューリップの球根を植え、大きな大きなチューリップの花が咲くのを待つのですが・・・。「自然のものは自然のまま」という絵本の意図が子どもたちに伝わるかは別として、子供って大きなものって大好きですから楽しんで読めると思いますよ。娘は「王さまだって小人みたい・・・」って言ってましたね。