ある日、しっぽがしゃべりだして、
たぬき君の食べ物を横取り!
食べるわ、食べるわで、痩せてしまうたぬき君。
それとは反対に、「しっぽ」はどんどん大きくなって行きます。
あげくの果てに、しっぽとたぬき君が行きたい方向が
反対になって・・・ぶちっ!と切れてしまいました。
しっぽがしゃべりだすのもすごいけれど、
そのしっぽがばくばく食べるというのもびっくり。
ちぎれたしっぽの代わりに、ヘチマを腰にくくりつける
なんともなさけないたぬき君。
最後のオチも、「ひや〜!」でしたけれど
このお話。兄ちゃんよりも、次男に大ウケ。
本棚から出してきては、じーっとページをめくっていました。
まだ全然ひらがなも読めないのですが、
なかなか強烈な絵柄が気に入ったのか「おもしろい!」と
今度の読み聞かせに持って行けと言われてしまいました。
作者の竹内通雅さんの『だめだめ おさるのサルサ』も
何コレ〜!!とびっくりするお話ですが、
なるほどね。サルサの方ならば、この展開は納得でした。
人のいいたぬき君の不運が、笑えてしまいます。