主人公の「ぼく」のちょっと天然パーマっ気のある髪と、広いおでこがとても可愛らしかったです。
周りの人のいいところは見つけられるのに、自分のいいところに気づけないで、自己嫌悪に陥っていく「ぼく」を見ているたら、思わず抱きしめてあげたくなりました。
悩んでいる時、常に消しゴムをにぎにぎしてしまう「ぼく」って、もしかしたら寝るときはお気に入りの毛布をにぎにぎしちゃうタイプではないかしらとか、考えながら読みました。
特に素敵だなと思ったのは、担任の先生で、「ぼく」の話を全部聞いた上で、こっそりいいところを書いて渡してくれる。それだけ、自分の生徒を一人一人ちゃんと見ている先生なんですね。
こういう先生いいなぁと、思いました。
読み聞かせに使うときは、力を入れずにさらっと読んでほしいです。