「早く大きくなりたい」と思う子どもは多いけれど、「大きくなるのがいや」というカエルくんみたいな子は珍しいですよね。
私自身、息子がなかなかご飯を食べないと、「ちゃんと食べないと大きくなれないよ!」と、どれだけ言ってきたことでしょう。
でも、大きくなるのってホントにいいことなのかな?
小さいままでいた方が良くない?
大人になるって面倒なことが多そうだし、いつまでも小さな子どもでいたい・・・
そんな風に、ちょっと思ったりする子がいても不思議ではないですよね。
そんな気持ちをカエルくんが代弁してくれているようです。
そして、カエルくんの「ああ言えばこう言う」に、一つ一つ怒らず答えてあげているお父さんカエルに、ただただ脱帽!
私も、子どもの考えるあれこれに、きちんと向き合ってやれる大人でありたいと思いました。
カラフルなイラストと、ふきだしが漫画風に描かれていて、ユーモアたっぷりの楽しい絵本です。