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ヒキガエルがいく」 みんなの声

ヒキガエルがいく 作:パク・ジォンチェ
訳:申 明浩 広松 由希子
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,980
発行日:2019年06月20日
ISBN:9784001126822
評価スコア 4.2
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  • 韓国絵本

    韓国生まれのパク・ジォンチェさんの絵本です。

    表紙のヒキガエルのド迫力に圧倒されましたが、気になって

    図書館から借りてきました。

    「トン」から始まって、「ト トン」

      ト ト トン   ト ト トン

      ド ドン  ド ドン   ダン ダン ダン

      この絵本の文は、太鼓の音だけで書かれています。
      韓国の仏教だは、鐘は人間のため、木魚は、昆虫の為に
      鳴らすと言われています。

    後書きの「ヒキガエルがいく」が、本文だと思いました。

    産卵のための絵模様にちょっと引いてしまいましたが、心に

    残る絵本でした。

    投稿日:2019/10/13

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  • ヒキガエルの存在感

    韓国の観光客船セウォル号の沈没事故に衝撃を受けた事が、作者がこの絵本を描くきっかけと書かれていて、とても深い意味を感じました。
    じわじわと沈没していく船の中で、死んでいった子どもたちが、ヒキガエルとして描かれているとしたら、この飛躍は何故でしょう。
    たくましく生きていくヒキガエルたちのように生きて欲しかったと言うのでしょうか。後に掲げられた詩と、「たいへんなことがあっても、また起きあがり、てくてく歩きだせますように。」という言葉が饒舌です。
    打楽器のような音だけが響く中で、ヒキガエルたちは群れとなり、たくましく生きていきます。その集団行動、交尾、無数の産卵、ちょっとエロチシズムすら感じさせるおおらかさで、生きるということを描ききった作品です。

    投稿日:2020/07/25

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  • 太鼓の音で

    表紙の、インパクトあるヒキガエルに惹かれて手に取りました。
    ヒキガエルが父となり、母となる様子が語られます。
    文字は「トン」「トトン」という太鼓の音だけ。
    その音は大地から響く感じで、力強いです。
    画面の迫力に圧倒されました。
    巻末の作者のあとがきの「大変なことがあっても、また起き上がり、てくてく歩き出せますように」という言葉も印象的です。

    投稿日:2020/06/28

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  • わたしはこの表紙絵に惹かれたのですが、ナビに感想を書くため、部屋に置いておいたら、入ってきた娘が「ギャー」と飛び跳ねました。
    あまりにリアルなヒキガエルが気持ち悪かったそうです。(娘はカエルが苦手です)
    わたしはこのカエルの色といい顔といいすごい!と、思ったのですが…。

    太鼓の音に合わせてヒキガエルたちが移動して、産卵場所に集まっていくその光景は迫力ありました。
    ページ数は意外と多いです。
    最後に作者の(たぶん太鼓の音に込めた)“詩”が載っています。
    カエルたちの生きざまが伝わってきました。
    ただ、うちの娘のようにカエルの苦手な人にはあまりお薦め出来ません。

    投稿日:2019/11/23

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