「まどのそと」 みんなの声

怪談えほん11。
小泉八雲さんの本を愛読する佐野史郎さんの作。
既に表紙絵から冷気が漂います。
窓がずっと、かたかたとなっている様子が描かれます。
いきなり奇妙なぬいぐるみ。
そばにいる少年が主人公？
どうやら両親もいるようだけど。
語られる光景にしては、殺風景な絵ばかり。
ニュースで火山が噴火した？
隣にいる妹って？
そもそも両親は？
怪談の肝、なにも描かれない世界がそこにあります。

佐野史郎さんの　詩　
かた　かた　かた・・・・　詩だけ読んでいたら　怖くないのに・・・・
ハダタカヒトさんの絵が　不気味でした

怪談絵本とは　　こんなコラボで　できあがるのかな〜？

火山列島新聞　　　富士山が　火山爆発した
いつの日か　こんな　火山噴火があるのかな〜？

畳の描き方が　なんだか　心に残ります・・・・

ちょっと　不気味な　描き方が　怪談絵本なんですね

気になりだすと、耳から離れない物音を感じることがあります。そら耳のようで本当のようで、次第にたまらない恐怖感にとりつかれてしまいます。
あの佐野史郎さんが文章を書いていることで、すでに独特な世界を感じるのですが、ハダタカヒトさんの絵が、これでもかというくらいに不明瞭な怖さを作り上げています。

図書館で、「佐野史郎」の文字が目に入ったので、俳優の佐野史

郎さんと確認してから借りてきました。（笑）

ちょっと、冬彦さんを思い出してしまいました。（笑）

　　　　かた　かた　かた

　　　　かた　かた　かた

何度も出てくる、「かた　かた　かた」に、不気味さを感じました。

怪談絵本なんだと自覚して読むと怖くなりました。

イラストの「ハダ　タカヒトさん」の絵も怖かったです。