「はなちゃんのこいびと」 みんなの声

２歳の子どもに読みました。

はなちゃんの頭に花が咲いたのに驚き、たかし君の耳からイチゴが出てきたのに驚き、ラストの「夢オチ」でさらに驚きました。
短い絵本で「夢オチ」って意外に少ないので大人の私は意表を突かれた感じです。
子どもは単純に意味不明の展開に笑っていました。

私個人はあまり絵のタッチが好きになれなかったのですが、子どもにははっきりした絵柄で分かりやすかったようです。

はなちゃんが、「んーーって　やると」「ぱっ」とお花が咲くのも凄いけれど、たかしくんが、「うぐぐーーって　やると」「ぽん！」と耳から苺が飛び出すのももっと凄いです。私は、苺が食べたいからたかしくんとお友達になりたいです。なんちゃって食いしん坊の私です。はなちゃんがたかしくんの紹介の時は、「あとねー。それとねー。」と、もじもじして恥ずかしがってとても可愛らしい感じで好感が持てたのに、一晩寝たらたかしくんのこと忘れてしまうなんてたかしくんが可哀想になりました。「わすれ・・ちゃったの？」たかしくんの絵が印象的でした。色鮮やかなページごとの絵も嬉しいです。

はなちゃんは「ん〜っ」てやると「ぱっ」と頭にお花がさくすごい女の子なのですが、近所のたかしくんもすごいのです。それは…たかしくんが「うぐぐ〜っ」とやると「ぽん」と耳からいちごがでてくるのです。そのいちごをもらったはなちゃんは、たかしくんが大好き！なのに…寝ちゃうと忘れてしまうというオチがあります。
はなちゃんの周りにはもっとすごい人がいるんじゃないかと想像すると大人が楽しいかも。
のぶみさんの絵はかわいいです。はっきりとした色遣いも引き寄せられてしまいます。とてもかわいらしい絵本です。

中表紙と裏の表紙に「おかあさんへ」と、のぶみさんからメッセージありです。
子供に読んであげる前に、必ず目を通して下さいね。
んーってやると、頭に花が咲くはなちゃん。
近所に住むたかしくんは、
うぐぐーってやると、はなちゃんの好きないちごが、耳からでてくる。
これまた不思議なたかしくん。
うれしくってチューしちゃった。
はなちゃんは、その日大好きだったのに、次の日の朝には、きれいに忘れてしまう。
なんで？？？
不思議に思う我が子供達。
好きなら忘れないよね。おかしいよね。と最後の結末について、一生懸命考えていました。
絵が可愛く、色も良く、楽しい幼児絵本です。