「みかえりがないと人は動かないよ」と
昔誰かが言っていたのをこの本を読んで思い出しました。
おばあさんのミルクを飲んでしまって尻尾を切られたきつね。
尻尾を取り返すためにあなたの助けが必要だと、うし、くさ、
きれいな娘さん等々に訴えます。きつね、あなたは助かるけど、
それで?と言われた側は思うのでしょうか?
自分がしっぽがなくて仲間に馬鹿にされるからと
必死になるきつねですが、最後に見返りを求めず
きつねに同情した親切なおじさんに助けられます。
いつまでこの交換条件は続くのだろうと読んでいて
途中一息つきました。はじめからおばあさんに一声
かけていたらこうならなかったのに。。。
きつねもこの事でひとつ勉強になったね。と親子で
社会の厳しさを教えて貰った気がします。