ふしぎな はこ(評論社)
箱のなかにはいっているのは?!
もうなかないよ、クリズラ(冨山房)
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10件見つかりました
どんなお話なのか知らずに一年生の娘に読み聞かせをしました。竜が小さなつぶからうまれたという発想にわくわくしながら、心地よい言葉のリズムを楽しんで読み進めました。 シンプルなイラストが次第にダイナミックに壮大に変化していく様子が素敵で、見開きであらわれた大きな竜の姿は、「ひかる あおい 地球を だいている」という言葉と共に胸に響き、とても感動的でした。 ラストには工藤直子さんの力強い言葉のメッセージが続き、どんな子もありのままで前を向いて生きていけるように背中を押してくれているんだな〜と感じました。娘にも伝わっているといいなと思いながら読みました。多くの子どもたちに触れてほしい一冊です。素敵な絵本に出合えました。
投稿日:2021/10/06
最後のページを読んで、この絵本のちび竜は自分の心の中にいる自分自身だと理解しました。 ボウフラくらいの大きさだったちび竜が、いろんな事経験を積み重ねながら、絵本のページから飛び出し、地球を抱えこむまでの存在になりました。 自分のちび竜は、今どのくらいの大きさなのでしょう。 大きな人間になって欲しい。 子どもたちへのエールのように感じました。
投稿日:2021/07/01
工藤直子さんの絵本だから 詩の短編集かなと思っていたのですが、 詩のような物語でした。 小さなちび竜が 周りからいろんなことを学び、 最後には 地球を抱くまで大きくなり、 壮大な話になり、 鳥肌が立ちました。 息子たちも周りからいろんなことを学び、 大きな人になってほしいです。
投稿日:2020/05/13
大好きな『のはらうた』の工藤直子さんと、動物のイラストが素敵なあべ弘士さんのコンビということで、手にとりました。ちいさな竜が、まわりのものたちに出会うことで、切磋琢磨して成長するお話。みんなのなかにも、この竜のような種があるんだよというメッセージ。
投稿日:2023/12/03
子ども達に勧められて、手に取った一冊。 睡蓮鉢の中に生まれた、ちび竜。 ボウフラと同じ大きさです。 自分が誰かも分かりません。 これは、そのちび竜が色々なモノ達と出会い、教えられ、でか竜になるお話。 あべ弘士さんの絵に吸い込まれながら、ちび竜の成長を見守り・・・胸の奥にズンッと響くラストシーンを迎えます。 この世の全て、心、宇宙、まぶしいほどの可能性。 とても、とても深くて、明るい、一冊でした。 この本を「お勧め!」と教えてくれる子ども達がいることを、嬉しく、頼もしく感じました。
投稿日:2021/04/12
お話の中に引き込まれました ちいさな粒から生まれた ちび竜 ボウフラと同じくらいの 大きさ 「神通力を使って あちこちに ともだちを つくるだよ」 ボウフラは教えてくれました たんぽぽの綿毛にのって トンボに飛び方を教わり 免許皆伝と太鼓判 ちび竜がだんだんだんだん 大きくなる〜 もぐらには 土の匂いの嗅ぎ方教わり どんどん 大きくなり 鹿と 角でドスコイ ドスコイ 神通力が身についてきた 雨を降らせることも カミナリならすこともできる 火を吐き出すこともできる そして 青い地球を抱くほど大きくなった!! すごい!! 圧巻の 竜の姿に 圧倒されました ラスト 工藤さんの メッセージを 心にしみこませて読みました あべ弘士さんの絵が最高に良かったです! 夏休みに 是非読んでほしい 本でした!
投稿日:2020/08/20
小さな水のつぶから生まれ、水たまりから飛び出したちび竜。いろんな生き物にであいながら、成長していく様子が、工藤さんのいきいきとして、美しい表現でかかれています。そして、成長した竜のページ。あべさんの絵に圧倒されます! 壮大な物語にひきこまれました。手元においておきたい絵本です。
投稿日:2020/08/04
さすが、詩人でもある工藤直子さんの紡ぐ美しい言葉と力強い生命力を感じるあべ弘士さんの絵。 てんとう虫に、ボウフラ、タンポポ綿毛、トンボとも友だちで、水や風、雲や土なんかとも共生するちび竜。力強く壮大なのに優しさと柔らかさを感じるのはお二人が作り出す世界だからこそかもしれないなぁと感激しながら読みました。 大人にもオススメしたい絵本です。
投稿日:2020/06/07
あべ弘士さんの絵が半端なくいいです。 版画絵だと思います。 主人公のちび竜は、空想上の生き物なのでちょっと可愛らしいタッチで描かれていました。 その他、ボウフラやセミやたんぽぽの綿毛、ひとつひとつ見応えがありました。特にこの綿毛がわたしはお薦め! 真正面から描かれているトンボもすごいです。 カエルやオオカミなど、背景にさりげなく描かれている生き物たちの姿も素敵でしたし、ちび竜と角相撲(?)の勝負している鹿も力強くてかっこよかったです。 工藤直子さんの言葉のセンテンスも、声に出してみるとそのひとつひとつが耳に心地よかったです。 特に好きなところはやっぱり、 ちび竜、どんどん でかくなる もぐらより でかくなって ー うさぎと とびくらべ。 うさぎより でかくなって − きつねと ばけっこ。……のページです。 読んでいて、楽しかったです。 こういう作品を子どもたちの教科書に使ってほしいなと、思いました。
投稿日:2020/04/01
詩人の工藤直子さんが紡ぐ、ちび竜の成長譚です。 伴走するのは、動物画を得意とするあべ弘士さん。 いつもと違った、版画のような、白黒を基調とした絵が印象的です。 水たまりで誕生したちび竜は、周りの生き物たちとの交流でどんどん成長するのです。 そう、竜は、生き物であると同時に、大地や空、雲、雨、水などとも共生するのですね。 工藤直子さんの文章は、成長を独特のオノマトペで描きます。 色を抑えたあべ弘士さんの絵との相乗効果で、 リアルな情景が立ち昇ります。 圧巻は、見開きのラストの姿。 力強いフィナーレの文章は、とても力強いです。 小学生から大人まで、きっと心に残るメッセージだと思います。
投稿日:2020/02/20
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