自分が自分でいられる居心地良い場所を、自ら探し出すハーバートに感情移入してしまいます。
魔女のところなら。
ということで、魔女っぽい人に繰り返し声をかけるのが母には切なく、娘にはおもしろかったようです。
邪険にするオバサン、これが娘には動いて見えたようで、読んでいるさなかに「ほら、だんだん顔が(怒って)変になっていくんやで」と喜んでいました。
想像力を刺激したのかな。
繰り返しなのだけど、それぞれに感情のこもったセリフで自然な抑揚がつき、読む方も楽しかったです。
最後のセリフには、いつもホッと胸をなでおろすような安心を感じます。
灯台下暗し。案外身近なところに、自分を受け入れてくれる人っているのかも…デスネ。