「ももんがモンちゃん」 みんなの声

我家で人気のとりごえ　まりさんの作品です。
子供の評価が高いのは、やはりその親しみやすい絵にあります。

今回のお話の主人公は、ももんがのモンちゃんで未だ飛んだことがないと言う設定です。
一旦は飛んだものの、風に乗れず真っ逆さまに落ちてしまいます。
それがトラウマになって本当に飛ぶことが出来ないのではないか？というときに、あるきっかけで飛べるようになるのです。

ストーリーは、早くから先が読めてしまうのですが、それを差し引いても余りある魅力が、とりごえさんの絵にはあると思います。
暗い夜なのに、それを全く感じさせないところなんて、驚嘆に値します。

小学校１年の次男は、ストーリーも絵も十分楽しめたようです。

モンちゃんはまだ飛べません。
一回失敗しちゃって怖くなってしまったんです。

だけどお母さんからお守りの羽をもらって
こうもりの赤ちゃんを助けてあげるんです。

子供の成長を見守るお母さんの気持ち
モンちゃんの頑張り、やさしさ・・・

いろんなことが詰まっている本です。
我が家のお気に入りの一冊です。

娘は慎重派で石橋をたたいても決して渡らないタイプ。
公園の遊具のはしごも毎回泣き叫び・・・途中でやめることもしばしば。
モンちゃんも最初の飛行に失敗して怖くなって、飛ぼうとしなくなります。
こわがりやの娘もモンちゃんを思わず応援。
こうもりの赤ちゃんを助けるために飛んだときは大喜びでした。
きっと自分でも思い切って飛んでみたいのかな。
いつか娘も自分で飛べるようになりますように・・・と願いを込めて読んでいます。

モンちゃんが登場した瞬間、
娘は「かわいい〜〜〜」と　とりこになりました。
夜の青がとても気持ちのいい色で、
ももんががとてもかわいく描かれています。
一度も飛べなかったモンちゃん。
弱い者を助けようとする気持ちとお守りのおかげで飛べるようになります。
ストーリーもほんわかしていて、とても心地がいいです。