内田麟太郎さんは、様々な印象の作品を書かれていて、いつも驚きます。
この絵本は、ほのぼのした暖かい笑いの溢れる作品です。
「もしもし たあくんでっか?」
お父さんからの電話を受けた たあくんでしたが
「だれでっか?ニワトリさんでっか?」
と とぼけて見せます。
他にも「犬のクロでっか?」とか「カブトムシさんでっか?」と、なかなか「とうちゃんでっか?」とは聞かないたあくん・・。
その度に 「こけこっこー」だの「く〜ん く〜ん」だのと、ノリツッコミする 優しいお父さん。
仲良し親子の微笑ましい絵本。
最後にちゃんと 「とうちゃんでっか?」と言ってもらえたかどうかは、読んでのお楽しみ。
4年生の教室で読み聞かせましたが、たあくんのボケに 子供達が笑ってくれて、ほのぼのとした時間になりました。