森の中にひっそりとぽつんと佇むパン屋さん。どれもこれも美味しそう。こんな森の中のパン屋さんに行ってみたくなります。
お話は・・・
お客さんの来なかった森の中のパン屋さんに、動物たちがやってきます。噂は近くの牧場に伝わり、その先の林に伝わり、やがて村まで伝わって、最後には大行列のできるパン屋さんに。
動物たちが、パンを食べさせてくれたかわりに、木の実や果物をお礼にと持ってきてくれるところがいいですね。優しい気持ちになります。
そして、『大きなクマさんと小さなヤマネくんシリーズ』の大好きな娘は、クマさんとヤマネくんらしき(?)登場人物が出てきたことに喜んでいました。
ただ、一点引っかかったのは、初めの地図の説明で『ぱくぱくばやし』だったのが、途中『ぺこぺこばやし』に変わってしまった事。単なる思い違いなのか、作者の意図なのか。娘も気付いたようで、「どうしてだろうね?」と考え込んでしまいました。どうせなら、統一した方がすんなり読めました。
でも、ふくざわゆみこさんの絵は優しいタッチで、心が和みます。
こんなパン屋さん、近くにあったら絶対行きたいです。