まっくろなお母さん猫の子供は黒猫が三匹としろねこしろちゃん。
自分だけが真っ白なことがいやで、何とか黒くなろうとがんばります。
お父さんに会いたいけど自分だけが白いのが恥ずかしく、家を抜け出します。でも自分のお父さんがまっしろな猫だとだと知り、とってもうれしいしろねこちゃんでした。
自分だけが真っ白なことがいやで、白い毛をくろくしようとするしろねこちゃんは、とても健気だなと思いました。
人間でも、いろんなことにコンプレックスを持っていますが、そんな気持ちを子供に教えてあげるのに良い本だと思いました。
お父さんに会いたいのに、自分だけがほかの兄弟とは違うので会えない!!と逃げ出すしろねこちゃんもとてもかわいらしい。
でも、自分だけがお父さん似の真っ白な毛だとわかり、きっと嬉しくて、誇らしげだったろうな。