本好きにはたまらない、本の素晴らしさを描いた作品。
秋の読書週間に向けて、一押しでおすすめします。
ライオンの王子は生まれながらに翼を持っていたのですが、
ある日、その使い方もわからないまま、遠くへ飛んでしまい・・・。
助けてくれたのは北の国のオットー王。
そこで介抱されながら、王子は本に初めて出会うのです。
ライオンやクマの王様など、かなりすごいシチュエーションですが、
親子の愛情はたっぷり描かれていますし、
本の素晴らしさ、有用性などがきっちり描かれていて、
とても感動しました。
オットー王の手紙にある「本は友達」という言葉に、
思わず共感です。
もちろん、細部にも注目。
本の見返しにも、古今東西のお話が!
本1冊丸ごとお楽しみください。