2008年度読書感想文コンクール小学校中学年課題図書。
なるほど、なじみの少ないケニアでの生活が、少年の目を通して生き生きと描かれます。
朝、ニワトリの鳴き声で起きだす「ぼく」。
アフリカの風景の朝です。
簡単なおかゆの朝食。
「ぼく」にも、牛の見張りという役割が与えられるんですね。
でも、好奇心旺盛な少年だもの、つい・・・。
「ぼく」が眠りに付くまで、克明に描かれるケニアの村の様子。
スワヒリ語もたくさん出てきます。
絵だけでなく、文章の響きからもケニアを体感できますね。
そして何より、「ぼく」の澄んだ瞳がステキですね。
それも、ケニアの村の人々とのコミュニケーションの温かさや、
動物達と一緒に暮らしているからなんでしょうね。
ラストで、辺りがすっかり静まる様子が伝わってきて、
なおさら、ぐっすりと眠り込む寝顔が本当に幸せそうです。
題名に納得です。