真っ黒に日焼けした夏平くんの表紙が印象的です。
夏平くんの近所の女の子の視点で綴られます。
小学校の集団登校もクラスも一緒。
夏平くんのマイペースぶりは相当なものです。
まさしく「しんじられへん」。
関西弁なので、その微妙な感情を妙に味わい深く表現しています。
運動会のエピソードがあるので、その頃に読むと臨場感バッチリですね。
いざという時にこけてしまい、泣き続ける、ストレートな感情がほほえましいです。
鼓笛隊で、バンバカバカバカ バイバイバイバイと
いろんな感情がないまぜのラストが余韻を残します。
夏平くんの家庭環境も気になるところです。
やはり小学生に読んであげたいですね。