かわいそうなぞう」 みんなの声

かわいそうなぞう 作:土家 由岐雄
絵:武部 本一郎
出版社:金の星社 金の星社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:1970年
ISBN:9784323002118
評価スコア 4.85
評価ランキング 89
みんなの声 総数 78
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78件見つかりました

  • 子どもの頃、読んだお話ですが、今でも鮮明に

    覚えているお話です。

    いつか子供にも読んであげようと思っていましたが、

    買うきっかけがあったので読みました。

    戦争の爆弾が動物園に投下されておりが

    壊れてしまったら、大きい動物たちが逃げてしまう。

    そうなるとさらに惨劇が起きるので、前もって

    殺してしまおうという悲しい答え。

    どうしてぞうが逃げたらいけないの?なんで殺しちゃうの?

    と何度も聞かれました。

    説明してあげるにも心苦しくなるくらい、つらい現実です。

    エサ欲しさにひょろひょろになったからだで芸をする

    ぞうの絵をみるだけで、胸が締め付けられます。

    小学校にあがったころ、自分自身でまた読んでほしい

    と思います。戦争で犠牲になったのは人や町だけではなく

    こういった動物も同じだったんだと理解してほしいです。

    投稿日:2014/07/01

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  • 小学1年生のころ、この絵本を学校の図書室で見つけ、借りてかえりました。
    でも、途中まで読んで怖くなり、最後まで読めませんでした。
    ゾウが殺されるのが怖かったのではなく、追い込まれた人たちはこんなに怖い決断をしてしまうものなんだと、幼心に感じ、気持ちが悪くなったのを覚えています。
    戦争は、人の心を追い詰めます。追い詰められた人間は、普段は考えもつかないような恐ろしい決断を簡単にしてしまうのです。
    大人になって読み返して、本当にすばらしい本だと思いました。
    すばらしいからこそ、幼い頃には恐ろしさをひときわ感じたのだと思います。

    投稿日:2014/04/13

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  • 昔読んでました

    図書館でたまたま目にして
    懐かしくて借りました。
    小さい時に何度も何度も読んでいて
    息子にも読んであげたくて。

    昔も今も読んでも本当にかわいそうで
    戦争というのいろいろな命を奪うものなのだと思います。
    動物が衰弱していく様子なんて見てられないです。
    ましてや自分が可愛がっていた動物。
    どんな気持ちだったのだろうかと思うと
    胸が苦しくなります。

    息子にはまだわからなくてもなんとなくでも
    心に感じるものがあったらいいなと思います。

    投稿日:2013/11/25

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  • 動物園の平和

    とても有名な戦争絵本のひとつですが
    なかなか読む機会がなく
    今回やっと手に取りました。

    おだやかな動物園しか印象にない娘は
    戦争で、もし檻から動物がでてしまったら危険だから殺すという発想そのものが
    どうも納得がいかない様子でした。
    何日もかかり命を落としていくぞうたち。
    かわいそうというだけでなく
    「本当に殺すしかなかったのか?」という
    怒りを感じる一冊です。

    投稿日:2013/09/24

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  • 知らなかった戦争の事実

    戦争のサイレンが鳴った時、みんな防空壕に隠れた。

    小学校の頃に習った、戦争の事実。
    今でも残ってる防空壕の見学をしたときのことが、印象強く記憶に刻まれている。

    なぜ、あの時気が付かなかったのだろう。
    「戦争のとき、動物たちはどうしてたの?」

    その答えが、この絵本には描かれています。

    ―動物園の動物たちは、戦争で暴れないように殺されていた。
    胸を締め付けられる思いで読みました。

    今にも死にそうな中、必死で芸をして見せるぞうの姿は、なかなか次のページへと進む勇気を与えてくれません。

    でも知らなくてはいけないこと。
    戦争で苦しむのは、私達人間だけじゃないのです。
    戦争を考えるとき、視点が広がる本だと思います。

    投稿日:2013/06/15

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  • 語り継いでほしいお話です

    • 図書うさぎさん
    • 40代
    • ママ
    • 香川県
    • 女の子13歳、男の子11歳

    子どもの頃 道徳の時間にこのお話を聞いて涙が止まらなかったことを覚えています。戦争って本当に怖いと思ったのを覚えています。
    子どもが小学生になりこのお話を道徳の時間に習ったか聞いても「習っていない」と聞いてびっくりしました。
    我が家では終戦記念日が気が付くと毎年一冊ずつ戦争に関する本を読みきかせしています。幼稚園の頃読んだのがこの「かわいそうなぞう」でした。ちょうど動物園に遊びに行くのを喜んでいた時期だったので、毒入りの餌を差し出されたページでは「ダメ、食べたら死んじゃうよ」と言い、餌を食べず飢え死にしたのを見てポロポロ涙を流したのを覚えています。
    私は読み聞かせボランティアをしているので、夏休みの学童保育の時間にこの本を読み聞かせしました。三年生のクラスで読んだのですが、やはりこの話を知らない子が多く、本当の話だと知って「戦争はいやだ」と言っていました。
    親から子へ、そのまた子へと代々読み継がれてほしい一冊です。

    投稿日:2013/03/16

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  • 有名なお話

    私が小さい頃にもよくテレビなどでもやっていたお話です。

    絵本を読んだかどうかは正直覚えていないのですが、
    お話の内容はかなりはっきりと覚えています。
    それだけ、インパクトのある話だと思います。

    読んだら娘がシュンとしてしまいました。
    戦争は悲しいことばかりですよね。

    投稿日:2012/07/13

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  • 戦争の悲惨さを伝えます

    上野動物園のぞうたちの話。戦争で、アメリカに爆弾を落とされて逃げたら国民が迷惑するからと、爆弾を落とされる前にゾウを餓死させていく物語。まずは暴れ者のジョン。次はトンキーとワンリー。でもトンキーとワンリーの場合は暴れ者と違って(ここは差別的でかわいそうだけど)動物園の人も殺したくないので少しだけえさをあげてしまう。でも結局は死んでいきます。

    戦争のおろかさ、悲惨さ、を伝えていて、そして絵本では文章では出ていませんが人間のエゴを読み取れる作品です。

    4歳の娘は悲しい顔で聞いていて、喜ばしいものではないですが、私も子供心に読んで悲惨だと思った経験があります。勉強するのには良いでしょう。

    投稿日:2012/02/29

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  • おすすめ

    • Iママさん
    • 30代
    • ママ
    • 京都府
    • 女の子3歳

    いつか子供たちに読んであげたい作品のひとつだと想ったので自分で読んでみました。とても悲しいお話ですね。私たちの世代でさえ、戦争を知らないし、また戦争というものを忘れってしまっているように感じます。大好きなゾウを通して、戦争とはどういうものであったのか、過去に実際にあった歴史として、そして未来には絶対に起こしてはならないこととして、また今戦争のある国や地域が無くなる希望として、子供たちに読んであげたいと思いました。

    投稿日:2011/09/05

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  • 戦争とは何かを学ぶきっかけとして

    • 土筆さん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子5歳、女の子3歳

    4歳と2歳の子供達に読み聞かせました。
    2歳の子にはまだ難しいようで、途中でどこかへ行ってしまうことが多いのですが、4歳の子は最後まで聞いてくれます。
    私は何度読んでも涙声になってしまいます。
    息子の一言は「どうして飛行機に爆弾を積んでいるの?」でした。
    戦争とは何かを学ぶきっかけとなる一冊でした。

    投稿日:2011/03/03

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