「千年ぎつねの秋冬コレクション」 みんなの声

千年ぎつねと三百年ぎつねと二百年ぎつね。
ねんきの差で化け方のレベルが違う。
理屈はわかるけれど、ちょっとパターン的かなと思いました。
もうちょっとお話に展開があると楽しさも増加するのにな。
秋と冬の二話ですが、コレクションというよりサンプルかな。もっといろんなものに化けて欲しかった。

　我が家の６〜１１歳三人では、子どもの評価は☆☆☆☆☆でした。低学年が自分で読めます。お手軽に楽しめる一冊ではないでしょか。
　千年ぎつねの十年ばかしの技に驚嘆し、二百年、三百年ぎつねの未熟さに笑い、面白かったと口をそろえていっていました。
　サンタクロースに化けた千年ぎつねが偽物だと言われむっとし、子どもたちに本物のサンタクロースがいると信じさせようとする姿が、子どもの質問に必死であれこれ答える親の姿と重なりました。
　春夏コレクションを読んでも思いましたが、千年ぎつねが人間を化かす時子どもたちの夢を守ろうとしているようで、面白い中にも優しさが感じられました。

秋冬コレクションのお話のなかで、クリスマスのサンタさんのお話の部分がでてきますが、我が息子はサンタさん大好きなので、その部分で「読んであげたくない文章」があったので、「あまりおすすめしない」に評価しました。お話としてはとっても面白いのですが・・・・