ある日、3人兄妹弟の家の庭に、パンダのシズカくんが風でカサごと飛ばされてやってきました。
彼らは一緒にお茶をしたり木に登ぼったりプールに入ったりと仲良しになります。そしてその子にふさわしいお話しをしてくれるのです。
訳者あとがきによると、作者はアメリカ生まれですが、東洋の思想を学び、パンダが子どもたちに聴かせる話は禅の心に基づいてとられており、東洋の考え方をやさしく西洋の子どもたちに教えたいとの気持ちで書かれたものだそうです。
そのお話しは、日常の些細なことで感じるストレスをすーっと消してくれるような心地よさです。
なので、大人にも読み応えがあると思います。
なんだかメアリー・ポピンズを彷彿とさせるような、なんとも不思議なアジアン・テイストのパンダです。