シリーズ読破まであと3冊!冬の季節のものでは、「もちつき」を先に読んでいたのですが、「さむいふゆ」のほうは、お正月や特別な日の出来事ではなく、日常の一こまという感じがして、それがまた魅力だな、と思いました。こんな素敵な時間を家族で過ごせたら、それこそが特別な毎日と言えるのだろうな、とうらやましく感じました。おやつだけでなく、ゲームもそりもすべて手作り。それも、家族みんなが力をあわせて。近頃では、高度なゲームも増え、また日本で言う「100円ショップ」のようなお店に行けば、安い小物も多く出回っていますが、14ひきかぞくのように、1つ1つ親子で手作りすることで、子どももきっと物を大切に使ってくれることだろうな、と思います。娘は、みんながそりで滑って、いっせいに転んでしまう場面に大笑い。裏表紙もよーく見ていて、おばあさんが、前に座っているいっくんの目を手で覆ってしまっている絵に、再び爆笑。それからまた本文に戻って、「ああ、まだおばあさん、いっくんの肩に手を置いてるね。今からもっとそりが速くなって、おばあさんがこわいよ〜って、いっくんの目を隠しちゃうのかなあ?」と、楽しそうに想像していました。そして、毎回、くんちゃんのお人形にも注意を払っている娘ですが、後袖(?と言うのでしょうか)に、そのお人形がそりに座っている絵を見て、「くんちゃんのお人形さんも、♪おもちゃのチャチャチャ♪みたいに、夜中に箱から飛び出してきて、 そりに乗っちゃったんじゃない?」と、笑っていました。