ゴリラのちびちびは、みんなから愛されていました。
おかあさんもおとうさんからもおばあさんもおじいさんも、
森のなかまたちも、みんな、ちびちびが大好きでした。
中盤までは、ちびちびが如何にみんなに愛されているかということが、
表現されています。
周りの大人たち(大蛇やライオンやカバや…etc.)が、赤ん坊ゴリラに
振り回される様子は、人間の世界とまるで同じで、ほのぼのとした雰囲気。
そんなちびちびに起こった大きな異変。
ちびちび自身も、その異変に戸惑っている様子。
でも、そんなちびちびを、森のみんなは温かく見守り祝福します。
わが子への思いと相通ずるような…、そんな一冊です。
シンプルな内容だけど、心に響きました。
最後のページに、わが家の子供たちも満足げな表情でした^^