「あっちゃんとゆびにんぎょう クリスマス・イブのおはなし1」 みんなの声

おかあさんに頼まれてクリスマスケーキを買いに行ったあっちゃん。でもケーキ屋さんは人がいっぱいであっちゃんの順番になった時にはケーキは売切れてしまいました。そんなあっちゃんにケーキ屋さんが大きなケーキを出してくれました。本当はケーキ屋さん自身のためのケーキだったのですが。
そんな事情は知らないあっちゃんですが、ケーキ屋さんに何かプレゼントしようと思って、指人形を作って届けます。でも、恥ずかしくって面と向かっては渡せません。このさりげなさに思わずきゅん。そしてこのケーキがあんまりおいしかったので、今度はサンタさんのために枕もとにケーキをおいて、手紙を置いて眠ります。
見返りとかでなく本当に相手の事を思ってする、これがプレゼントの原点だと改めて感じました。

｢100こめのクリスマスケーキ｣に続いて読んだので、話がつながっていて、2冊並べて読みました。
順番的には｢あっちゃん・・・｣の次、｢100こめの・・・｣の方が良かったかなーなんて思いました。
あっちゃんってとっても優しい女の子でクリスマスのお話に登場してくるにはもってこいかも？

１００こめのクリスマスケーキと対になっているお話しです。あっちゃんがケーキを買いに行きましたが売りきれてしまっていました。泣いているとケーキやさんが特別なケーキをくれました。あっちゃんは嬉しくて、お礼に手作りの指人形をプレゼントしました。そしてケーキをサンタさんにもおすそわけ。あっちゃんのやさしい気持ちがとても伝わってきます。あっちゃんの立場から見たこのお話とは別に、ケーキやさんの立場から見たお話もあり、２冊合わせて読むとよくわかりますよ。やさしいお話です。

刺繍でつづられるそれは優しいやわらかなおはなしです。クリスマスイブの日、あっちゃんはケーキのお買い物を頼まれます。ところが、ケーキ屋さんはすごい人だかり。小さなあっちゃんにケーキ屋さんはちっとも気がついてくれません。そのうち、ケーキのガラスケースが空っぽになってしまいました。思わず泣き出してしまったあっちゃんにケーキ屋さんは、特製のケーキをもってきてくれました。・・・なんて素敵！ベッドに入るあっちゃんは、サンタさんへもケーキをお皿に乗せて用意します。翌朝目覚めてみるとお皿はきれいになっていました！　娘は、このシーンがとてもお気に入りで、この本とであってから、かれこれ４回ものクリスマスが過ぎましたが、毎年夜中にケーキを食べるのが母の務めになりました。ほんわか夢のある優しいお話です。絶対におすすめ！

あっちゃんはクリスマスケーキを買いに行ったけどもう売り切れでした。でも、お店のおじさんは残りのおおきなケーキをゆずってくれたのです。あっちゃんはとっても嬉しくておじさんになにかお礼がしたいと思い、手作りの指人形をプレゼントしました。サンタさんにもケーキのおすそ分け。テーブルにケーキを置いておいたのです。次の朝ケーキはきれいになくなっていました。サンタさんも食べてくれたんだね。あっちゃんの優しい気持ちとってもすてきです。私はこの絵本はたいへん気に入ってます。