「世界のなぞかけ昔話3」です!
1〜3のどれをとっても面白いお話が満載で、楽しかったです。
1,2と比べて更に、アラブ系や極東のエスキモーに伝わるお話まで載っていて、
国を問わずなぞかけものをたくさん紹介している作者はすごい!
ただ、3巻目にくると、なぞなぞ色よりも、
作中人物の機転のすごさが強調されていて、
物語の面白さに圧倒されました。
中でも気になったお話は、「12ー家族の歴史」。
これは、日本の昔話でいう「姥捨て山」でした。
「家族の歴史」は、なんとのネパールの話なんですって。
前にも書きましたが、1つ1つは短くまとめらているのでとても気軽に読めます。語りやブックトークなどで1つ2つお話してあげたら、
子どもたちも楽しめるんじゃないかなと、思いました。
また、どの巻もピーター・シスのイラストが、
すごくいい感じに物語を表現してくれているので、
そこのところもぜひ、しっかり見て、楽しんでほしいと思います。