本文中に説明が出てきますが、「くさびら」とは、キノコのことを言うのだそうです。
もとは狂言のお話を子どもたちにわかりやすく絵本にまとめたお話だそうですが、狂言の原作とはまた全く違ったものになっているような気がするのは、私だけでしょうか?
(決して悪くなっていると言っているのではなく、原作は原作としてあるけれど、「これは別もの」という感じがしました)
お話は、修行中の山伏が家に奇妙なお化けくさびらが生えるので取ってほしいという依頼を受けて、出かけていくのですが、なにぶん修行中の身のせいか、くさびらは一向になくならず、さらにどんどん変なくさびらが生えまくるという内容でした。
痛快劇で子供たちに受けそうです。機会があったら読み聞かせで読んでみたいな。